第78話 なんでかな?【side友永ゆかり】

※ゆかり回です、コメントは優しめにお願いしますw


☆ ☆ ☆

ミス北翔、シンデレラガール、ひと夏の奇跡こと友永ゆかりです☆

人気者の私は皆んなに妬まれて?けっこうピンチだったんだ。

クラスではちょっとしたミスから一軍を追放されちゃうし…。

※謀反を起こしたからです。


映像研究会の田中くんからは思いを寄せられてたんだけど九頭くんと付き合ったから妬まれて?ミス北翔にクレーム付けられ?

※親友の宏介にあの仕打ち、田中くんブチキレです。


何者かは私と九頭くんのラブホ出入り写真を小佐田さんの机に忍ばせ?

(これは回収出来た!良かったあ!)

※写真は元が有れば何枚でも印刷できます。


なんか、変な噂が広がってるとか小佐田さんは脅すけど…私ミス北翔だよ?

一度決まったモノってそんな簡単に変えられるかな?

だって本当に不正なんてして無いし。


そもそも恥じるような事はしてないよ。

人に後ろ指さされるような事をした事ないよ!

※…。


なのに…!

金曜日、放課後生徒会室。


一ノ瀬『そうゆう訳です、友永さん。

ミス北翔は今年度該当者無しという形になります。

申し訳無いのですが、ミス北翔の記念品や諸々返上して貰う事になります。

代わりと言ってはなんですがミス一年受賞になります、おめでとうございます。』


この人は2年生の一ノ瀬先輩。生徒会書記で来月の生徒会役員選挙で生徒会長が確実視されてる有名人。

容姿端麗で冷静沈着、学業優秀。貴公子っぽい優雅さが女子に大人気のクールな美青年って感じ。


私も抗ってみるけども、


『不正や反則は誓ってしてません、一度受賞してそれを無効ってひどく無いですかぁ?』


ちょっと上目遣いで媚びてみる、ね?お願い!


『それはこちらも重々わかっています。

ただ他のミスコン参加者と不公平になってしまったのと、当事者の映像研究会自体から強いクレームが付きました。

映像研究会の作品も表彰対象でしたがそれを辞退、ミスコン参加者へ謝罪文を発表して、作品も破却するそうです。

…ですから、今回は…。

もし良ければ来年改めて御参加お待ちしてます。

新たなレギュレーションで公平に審査を約束します。』



結局ゴネたけど裁定はひっくり返らず、来週の全体朝礼で各部門表彰時、ミス北翔の取り消し、ミス一年の称号授与が発表されるらしい…!



私は学校出て、九頭くんに合流して、

泣いて怒って、少しだけ八つ当たりしちゃった。

※超ウザ絡みでした。



九頭くんはうんうん、聞いてくれて、優しく抱いてくれて♡

九頭くんは相変わらずおっぱい星人で…

たっぷり愛しあったあと、まだ未練があったから、



『ミス北翔取り消しなんて酷いよね…。』


そう愚痴ると、


九頭『ミス北翔じゃなくなるの?!』


何かびっくりしてた。そうゆうとこも可愛いね?

※ゆかりの話し聞き流してました。



結局、ミス一年かぁ。

まあ当初の目標はミス一年だったから。

そう思えば…でもやっぱり未練があるよ…。



そして、翌週。

全体朝礼時に、生徒会から発表があって、うちのクラスは模擬店の最優秀賞

を受賞して、私のミス北翔取り消し、ミス一年受賞が発表された。


うちのクラス…。

私の集客の貢献忘れてるよね?


あんなに私頑張って協力したのに成功したら私ポイなんだね?

私は無償であんなに頑張ってたのに…耳障りの良い事ばっか言って…

そうゆう裏切り…本当に人間性を疑うよ?

※自己紹介でしょうか?



小佐田さんだってたった一回、ちょっと,間違っただけなのに…追放なんて酷くない?

※リアル物書いて追放する!ってセリフ書けたことだけは印象的でした。


私はクラスに居場所が無い、遠巻きにヒソヒソされて、友達も居ない。

私が可愛くなったから、ミスコンで結果だしたから妬まれてるんだ。

そう思って気にしない事にしてる。

※ここだけはメンタル強いw



全体朝礼後、小佐田さんが来た。

あの日から一度も絡みは無い。今更頭下げても戻らないよっ!


小佐田『この模擬店の最優秀賞は友永の力も大きい。

…だから一回だけ、もし困ったら一回だけ力貸してあげる。

届かないかもだけど【健気に謙虚に】。それがあんたの助かる道だよ?』


『…。』


私は返事をしなかった、

見てなよ?絶対にこのままじゃ終わらせないから!

あ!って言わせて見せるから!



そうは言ってもひとりは寂しい。

九頭くんもなんか急に忙しく?なって来て。

その日も翌日も用事があって会えなかった。


放課後、


担任『友永さん?』


『はい?』


担任の先生に呼ばれた。生徒指導室?

今日は暇だから良いけどなんだろう?心当たりは無い。

※…。



担任『友永さん、この写真が、生徒会室の意見箱に投書されていました。』


『あ!』


私は出来る限りの言葉を並べて、事実無根を訴えた。

でっちあげ!妬まれてる!いたずら!風評被害!

でも、先生は、



担任『日付違うけど何日分かあるんです、入る時、出る時。九頭くんにも事の次第は聞きますが…。』



私の目の前は真っ暗になる。


次の日、私は学校を休んだ。

翌日、呼び出しを受けて生徒指導室へ直行する。


…私と九頭くんは不純異性交友で停学10日間の処分が下った…。


不幸中の幸いで10日間なら…期末試験は受けられる。

私ばっかり…なんで?

私が何をしたの!

※不純異性交友です。



二週間も休んだら勉強追いつけなくなっちゃう!

私は困り果てた。

九頭くんはあんまり頭良く無いらしく勉強面ではあまり頼りにならなかった。

※まぁ頭は良く無いでしょうね…。

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