第4話「新しい未来への一歩」感謝の宴
大きな成功を収めた橋本商事は、社員一同の感謝の気持ちを形にするため、感謝の宴を開催することとなった。会場は都心の高級ホテルのバンケットホール。シャンデリアが輝くその場所には、橋本商事の社員や取引先、そして一緒に仕事をした関係者たちが集まっていた。
亮太は、ステージ上でマイクを握り、社員たちに向けて感謝の言葉を述べた。
「これまでの道のりは簡単ではありませんでした。しかし、私たち一人一人の努力と協力が、今日の成功を生み出しました。特に、私たちの新しいマーケティング戦略をリードしてくれた里美、そして初めての取引での信頼を築いてくれた正樹には、心からの感謝を伝えたい。」
会場中から拍手が沸き起こった。里美と正樹も舞台に上がり、感謝の言葉を述べた。
宴が進む中、亮太は、こっそりと外に出て、ホテルのバルコニーに立った。都心の夜景が美しく広がっている。そこへ、里美が近づいてきた。
「どうしたの、亮太。」
「いや、ただ、これだけの人たちが集まってくれて、本当にありがたいなと思って。」
里美は微笑みながら言った。「これも、亮太が率先して橋本商事を引っ張ってきたからよ。」
二人は都心の夜景を眺めながら、これからの未来や夢、そして新しい挑戦について語り合った。
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