応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 朧月への応援コメント

     拝読しました。以下に、この話を読んでの感想を書き連ねていきます。

     まず欠点として、展開がとてつもなく早いです。たった三千文字の間で誘拐され、突然同境遇の登場人物と合流し、何故かその環境に身を置き始める。何もかもが突然で、それに対する主人公の反応もおかしい。
     誘拐されて半狂乱で抵抗するでも、絶望して蹲るでもなんでもいいでしょう。一人称視点で進んでいくわけですから、少なくとも誘拐という事象に対してそのような恐怖を感じた旨の描写があって当然だと思います。しかしこの話にはそれが見受けられず、そう感情移入もできないまま置いてけぼりにされていると、なんと突然その空間に喫煙所があることが明かされ、そして突然同じ境遇の誘拐された人間たちと合流する。ここで既に、私の心はこの作品から乖離してしまいました。

     また、意図の不明な言葉遣いが多いです。一般的に「おれ」や「くち」は漢字に直します。それは何らかの意図があるものとして放置するとしても、「摑む」や「訣」と言った、旧字体の漢字を使用する必要があるのでしょうか。

     感情移入を仰ぐうえで必要な心理描写、また最低限の情景描写に欠け、その余白分展開が異常に早まってしまっている。というのが私個人の見解です。これからの執筆活動の参考になれば幸いです。

     これからも頑張って下さい。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     先ず、ご指摘の展開は、かなり早く感じられる、というのは意外でした。主人公は一般人的なごく普通のキャラクターとして造形しているつもりですが、私としてはいきなり非日常な誘拐に遭う、という悲劇において、二人で公園に居るところを狙われる、というのは、稍不自然かもしれませんね。感情移入の問題はこの作品に限らず、個人的な課題でしたが、上手く書けていない、自然な感情の働きが機能していない、という感想のように受け取りました。
     漢字については、文体や言語センスといえばそれまでですが、考えておきます。心理描写、情景描写なども、これからも勉強し、作品のクオリティーを向上させるためにも、学んでいきたいと思います。
     これからも、面白いと思ってもらえる小説を書けるように、頑張りたいと思います。