異世界における魔法の定義
盈月
第1話
「……うわっ、破壊神だよ……」
「……なんでこんな所うろついてるんだろ?」
「……チッ」
思わず舌打ちが出る。
入学試験なんてもう半年も前のことだぞ?
いつまでもグチグチと。
だいたいアレは教官が悪いんだ。
何が「的にさえ当てれば属性は問わない」だよ。
そんな事言うから「じゃあ省エネで行くか」なんて考えちまうんだよ。
分子間力を0にして的自体を崩壊させるのが最適解だろ?
だっていうのに「魔神」だの「破壊神」だの騒ぎ立てるからこんなことになるんだ。
しかもそのクソ教官がこんなところに呼び出したせいでまた奇異の目で見られるしさあ。
……もういいや、帰るか。
魔導学院にさえ入りゃ話の合う友達が出来ると思ってたんだがなぁ……。
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