第3話

翌日

私は家を出て行った。復讐を果たすために。家族を巻き込まないために。一枚の書置もせずに出て行った。

これからどうしようか、住む家も当てもない。とりあえず金が必要だ。

今持っているのはためてたお小遣い数千円

これでどうやって過ごせというのか。

最悪ホームレスになっても十数日でお陀仏だ。

どうしようか…そうやって歩いていると誰かにぶつかってしまう。

彼女は、白いシャツにズボンをはいた顔立ち


「いてっ、いてて、お嬢ちゃん、大丈夫?」


「はい、大丈夫です、そちらのお怪我は?

「この通り大丈夫だよ」


「そうですか、じゃa」


「それより君、こないだのあの放火事件の被害者だね」


「?」


「あの事件、犯人は別にいるよ、」


「あなた、なんでそんなことをわざわざ言うのかしら?」


「復讐、手伝ってあげようと思って」


「見知らぬ人の助けなんていりません、そんなの信用できません」


「まあそう来るよね、君、お金困ってるんでしょ、私についてきたら食うにも寝る

にも不自由がないようにしてあげますよ」


(何なのこの人?怪しすぎる…ただの不審者?にしてはいろいろ知りすぎてるし、いやでも…何もわかんない、普通にあったらただ逃げるだけだけどこいつは何かあるって直感がそう言ってる)


「来ないか、なら一つ復讐のヒントを上げましょう…宗教、桜の宗教を探りなさい、じゃあ私は帰るよ、また会った時には歓迎してくださいね、じゃあ」


「何だったのあの人、それに宗教って…」


私はその宗教について調べることにした

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