応援コメント

最終話.僕とオトナと正義のココロ」への応援コメント

  • まさか、あの始まりと途中のシリアス展開から
    こんな終わりになるとは!

    親切で責任感があるからこそ
    戦争で生命や仲間を失う痛みを強く感じてしまう。
    変Tも決めゼリフも少年少女の憧れも
    思い返すと、自分を奮い立たせていたようで
    ちょっぴり切ない。
    悩んで苦しんで立ち向かっていたおねえさんは
    正真正銘のヒーローなんだと思います。

    変Tをはじめ、あちこちに散りばめられた
    【何だこりゃ?】というギャグエピソードが
    終盤にパタパタとひっくり返って、
    あれにはそんな意味が…と驚かされました。
    こんなに練られた作品だったとは!

    ケントとおねえさん、イチコ、メロ、オオドリイ
    みんなが出会えて良かった。
    それぞれがそれぞれの場所で、前を向き、
    輝いているというラストが圧巻でした。
    (沖縄の叔父さんは…やっぱ駄目でしたかー)

    良いものを読ませていただきました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    最後までお付き合いくださり、
    素敵なレビューまでいただいて感謝感激です!

    ジェットコースターみたいな、どころか
    ジェットコースターがお化け屋敷になったりする
    作品でしたが、最後は狙ったとおりメリーゴーランドに
    なれたかな、とは思います。

    感じ取っていただいたようなおねえさんのヒーロー像。
    本作はケントの成長の裏で、おねえさんが自身と
    ヒーロー像を確立するための話でもありました。

    ギャグやお約束に重要な意味があった、という
    やり口が好きなので、それがうまくいったなら
    本当に良かったと思えます。

    みんなが出会えて、たとえ別れてもそれが悲しい別れで
    終わらない。そんなラストは心がけたいものでして。
    それはそれとして叔父さんはそういう概念なので。

    改めまして、お付き合いくださり、
    誠にありがとうございました。


    辺理可付加


  • 編集済

    >叔父さんが再婚したり。
    >叔父さんが離婚したり。

    草。叔父さんさあ……

    序盤ネタ臭漂いつつも、根底の真面目なテーマをうまくおねえさんに絡めたシリアスな作品でした。

    正直ラスト数話が怒涛過ぎて「こんなもんどうやってまとめんだww」って思ったけど、希望がありつつも切なくて美しい終わり方でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    長々と、勢いだけの作品にお付き合いくださり、
    誠にありがとうございました。
    振り落とされなかった豆腐数さまも、
    立派なケントくんです(これって褒め言葉か?)。

    何重にもネタで偽装しつつ、思い悩んだりエグかったり
    胃もたれするネタをお届けする、性格の悪い作品。
    シリアスまでしっかり受け取っていただけて、
    感謝を言い尽くせないほどです。

    最初からオチやまとめ方が決まってから書いていたので
    なんとかまとまりましたが、私自身過去編あたりから
    「大丈夫かこれ?」とずっと思っていたので、そりゃ
    読者さま目線ではより(嘲)笑えたんじゃないかと。
    でも、コメントを拝読すると、うまく着地できたと
    ご評価いただけたようで一安心です。

    素敵なレビューまで、誠にありがとうございました。
    好き勝手絶頂でやってたのに、幸せな作品です。

    叔父さんはね
    女性と理解し合えないし
    幸せな家庭を築けないし
    婚歴がめちゃくちゃでなきゃいけないの。


    辺理可付加

  • 物凄い作品でした!
    エピソード、言葉。色んなところで感情が上に下に揺さぶられて、言葉が出てこないこともしばしばでした。今も胸の中にとんでもなく大きな感情があって、上手く言葉として取り出すことができません。
    「こういうハチャメチャど派手でトラブル続きのお約束を楽しむギャグなんだな」と認識して、それを楽しんで最初は読んでいたのですが、まさかあんなシリアス展開になるとは!
    しかも数々のお約束的なものが伏線だとわかったとき、今まで見えていたものが一変して別のものに映り、とても衝撃を受けました。
    より衝撃的に、より感動的に、読者を作品に引き込んでくれる辺理さんの構成力、演出力、そしてセンスある言葉選びに、物語の後ろに透けて見える多分野に渡る豊富な知識、それに向ける眼差し。本当好きです。

    無地のTシャツを着るようになったおねえさん、とても印象的でした。自分として生きるようになったんだなぁと。
    その姿でもって優しく導かれたケント君は精神的に飛べるだろうし、きっとそのうち物理的にも飛んでおねえさんに会いに行くって思います!
    こんな名字だけど飛べない、みたいなこと言ってるシーンがあったと思うんですけど、その頃は自分は飛べないって思ってたわけですよね。すごい成長です……!

    おねえさんの苦悩を知ったからこそ、より輝き、より心に染み込んでくるラストでした。
    (叔父さんが結婚したと思ったら離婚した下りには笑いましたw)
    この物語に出会えて本当に良かったです!
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    お褒めにあずかり光栄です。
    上にも下にも明るくも暗くも、とにかく派手に
    殴ってやろう(言い方)みたいな作品だったので、
    どういう形にしても大きな感情を持っていただけたなら、
    私はやり切れたのだと思います。

    私はしょうもないギャグやお約束が大好きで。
    それが伏線になるのはもっと好きで。
    ああいう「細かいこと気にすんなよ」な大味アクションの
    おかげで印象付けつつ流してもらえたらな、と。
    序盤は本当に「頭悪くなれ〜頭悪くなれ〜」って
    楽しかったです。それに比べて、しんどすぎるんだよ、
    なんだよあの後半(自業自得)。

    構成力も過分にお褒めの言葉をいただけて、
    喜びの言葉もありません。『陰陽師』のような
    「三話(章)までと最後のオチだけ決めとこう」
    と違って、全体のプロットを決めて書いたので
    報われる思いです。
    ただ、知識とかはその都度調べるものも多いので、
    決して私が博識なわけではないのですよ?

    無地のTシャツ、これですよね。最大の伏線回収。
    いらない自己定義の文も消えて、浄化されまっさらな
    純白になりました。これができただけでも満足。
    ケントが物理で飛ぶのかぶっ飛ばされてるのかは
    別としても。「こんな名字だけど飛べない」とかは
    私も想定していなかったのにポロッと出てきたセリフ。
    それがちゃんと意味を持ってくれるのだから、彼も
    私以上に動いてくれる存在になったのでしょう。
    成長しました。

    ただ明るいより、暗闇から出た後の方が太陽は
    眩しいもので。そうなっていたら素敵です。
    こちらこそ、長い話にお付き合いくださりまして、
    誠にありがとうございました。
    叔父さんはそういう生き物。


    辺理可付加

  • 完結おめでとうございました!! 全部を終えてシャンゼリゼに辿り着いた、のですね。
    ロラのお店… 店主はロラなんですよね?! オードリーさんも一緒かな?
    これはケント君、たしかに大人にならないと来れない場所ではありますね(笑)
    お金を貯めてナカさんに会いに行ってくれるといいな、その前に居場所を突き止めるところからですが。

    ナカさんが『おねえさん』ではない自分を受け入れたように、
    ケント君も無理やり大人になるのではなくて、今の自分をそのまま許容することができた、てことでしょうか。
    でもそれが割とそのまま「大人になった」てことかもしれないですね。
    ケント君が大人になる物語なのだと思うのですが、
    ナカさんとケント君が、自分の形をもがいて見つけた物語なのかなと思いました。

    冒頭からのギャグ仕様からは想像がつかないほどのドシリアスを経て、
    それでもなお爽やかな辺理先生の物語、このたびもたっぷり楽しませていただきました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    完結をお祝いくださり、重ねてありがとうございます。

    すりゃあ、ロラの店ですからね。オードリーは
    見た目戻してもらえたんでしょうか。
    ケントの親父ならフランスへも冒頭の沖縄みたいに
    一人で行かせかねませんが、それはそれとして、
    自分でお金貯めて、自分で飛んでいってこそですね。

    おっしゃるとおりです。素直になったおねえさんの
    姿を見て、ケントも自然と受け取ったようです。
    たくさんの言葉でゴチャゴチャ悩んでいた作品ですが、
    最後はもっと単純に率直に、飾らず伝えましたね。

    ケントが大人になる、おねえさんが大人に導いてくれる
    そんな顔して本当は「みんながオトナになる話」
    もしくは「みんなオトナでもなんでもない、でも別に
    よく分かんなくてもなれなくていいってなる話」。
    それを受け取っていただけて本当に嬉しいです。

    長いうえに決まったテイストやルールも守らない、
    私が好き勝手やった物語にお付き合いくださり、
    誠にありがとうございました。私がそんなふうに
    めちゃくちゃで取り止めもなく走り抜けられたのも、
    お読みくださったからに他なりません。
    楽しんでいただけたなら幸いです。

    追伸:終わり方のパターンが紡さんとほぼ一緒だべな……。


    辺理可付加

  • 完結お疲れ様です!

    シャンゼリゼ、おお、シャンゼリゼ
    最後の最後にたどり着けた約束の地ですね。
    おねえさんはこうでなきゃ、ですね。

    ところで叔父さんは色々とやりすぎですね(笑)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    完結をお祝いくださり、重ねてありがとうございます。

    いつも何かステキなことが待っているのです。
    シャンゼリゼには。
    流星群の約束もちゃんと果たしましたからね。
    残った約束もバッチリ守るおねえさんでした。

    叔父さんはね、そういう生き物なんだよ。


    辺理可付加

  • 完結おめでとうございます!

    おねえさん、ルチーアとの約束の場所に。
    しかもロラのお店って……。
    伏線回収がエモい。

    健斗君もおねえさんと出会い、正義とは何か、本当の大人になるって、どういう事なのか分かった分だけ『大人』になったみたいですね。

    個人的には叔父さんどうした?!とツッコミを入れたい所ですが、叔父さんにも色々あったんですよね。

    途中のコメントでも話しましたが、おねえさんの最初のイメージと、中盤のおねえさんの正体を経て見えるおねえさんの姿がこんなにも違うというのが、この物語の中で一番心打たれた演出でした。
    おねえさんには誰よりも幸せになって欲しい。
    そう願っています!
    素敵な物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    完結をお祝いくださり、重ねてありがとうございます。

    この時のためにフランスアピールを重ねたり
    おねえさんのあいさつ集に『ボンジュール』を
    避けてきた甲斐がありました。

    健斗も最後は背が伸びて、いい男になりましたかね。
    やっぱりこの作品のテーマが
    『オトナになりたい、なれない』『オトナってなんだ』
    『そんなそんな、騒ぐほど立派なもんじゃないんだよ。
    でも、やっぱりステキなものなんだよ』なので。
    それを健斗に教えてくれるポジションのおねえさんは、
    途中で『オトナは最強』像をひっくり返す役割を
    担ってくれました(その演出のやり方が作者の性格
    悪すぎましたけども)。
    お話の中心を捉えてくださり、ありがとうございます。

    こちらこそ、本作に長らくのお付き合い、
    誠にありがとうございました。

    おねえさんはきっと幸せになるけど、
    叔父さんはそういう生き物。


    辺理可付加

  • 完結おめでとうございます。
    シャンゼリゼ通りが出てきたとき、どちらのシャンゼリゼかと思ってしまったのですが、行ってしまったシャンゼリゼではなく、行くことができたシャンゼリゼだったのですね。
    互いに会えなくなるのは寂しいですが、ケントくんとイチコさんは成長したことで、守られる年齢を終えたということでしょうか。
    可付加さんのご作品は、メロさんやつばきちゃんのようなポジションのキャラが、加入の経緯から活躍の仕方まで、特に面白いと改めて感じました。
    そしてもちろん誰よりもおねえさんが魅力的でした。素敵なご作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    完結をお祝いくださり、重ねてありがとうございます。

    ヴァルハラみたいな扱われ方してたシャンゼリゼですが、
    最後にはちゃんと幸せのストリートとして
    登場させることができました。

    そうですね。おっしゃるとおりと思います。
    おねえさんは必要とする人のところに現れてくれる存在。
    今はとりあえず必要のない二人とは、暫しお別れ。
    またいつか、その時が来たら巡り会うでしょう。

    やっぱりどうしても、『少女』『小憎たらしい』は
    書いててテンション上がるのと、『三人目』は物語上の
    役割や行動倫理が固められる最初のバディに比べて
    自由枠、遊撃隊になるからでしょうかね。
    お褒めいただいて光栄です。あと一応言っておきますが
    私はロリコンではありません(怪しい弁明)。

    そして主人公おねえさん。私の大好きなヒロイン像と
    いうこともありますが、それをおいても彼女を最後に
    昇華することができてよかったです。

    こちらこそ、本作に長らくのお付き合い、
    誠にありがとうございました。


    辺理可付加