ネッコラウドンバース

ネッコラウドンバース

「言いたいことはありますか」

「あの銅像は壊すために存在しているんですよ」

「言いたいことはありますか」

「今日は、歴史の積み重ねですからね」

「言いたいことはありますか」

「向日葵の煮つけってどこにありますかね」

「言いたいことはありますか」

「塩焼き」

「言いたいことはありますか」

「きな粉をかけて下さい。お願いします」

「言いたいことはありますか」

「揚げ豆腐とチョコレートの和え物」

「言いたいことはありますか」

「大麻ってなんですか」

「言いたいことはありますか」

「桜色の着物が欲しい」

「言いたいことはありますか」

「雑誌は衰退するものですかね」

「言いたいことはありますか」

「寝癖直しを焼酎で割って下さい」

「言いたいことはありますか」

「化粧水って、何なんですかね。あれって、ぼったくり」

「言いたいことはありますか」

「スイートポテトを焦がしてしまいました」

「言いたいことはありますか」

「バターの揚げ物」

「言いたいことはありますか」

「蓮の花が最高です」

「言いたいことはありますか」

「郭って、何だったんですかね」

「言いたいことはありますか」

「ワイシャツって呪いですよね」

「言いたいことはありますか」

「若手芸人の愚痴って、最高ですよね」

「言いたいことはありますか」

「サツマイモ爆弾が大切だな」

「言いたいことはありますか」

「水槽の中の悩みを教えてくれませんか」

「言いたいことはありますか」

「ありませんよ。何も。自由にやって下さい」

「言いたいことはありますか」

「泡の中に見える世界」

「言いたいことはありますか」

「次から次へと死が出てくる」

「言いたいことはありますか」

「黒いスーツの殺し屋がやって来ていますよ」

「言いたいことはありますか」

「怪談って何ですか」

「言いたいことはありますか」

「火事とインチキとハッタリが最高じゃないか。そうだろう」

「言いたいことはありますか」

「お会計です」

「言いたいことはありますか」

「落語がお好きですか」

「言いたいことはありますか」

「何もかも、完璧です」

「言いたいことはありますか」

「至ってしまいました。ごめんなさいね。さようなら」

「言いたいことはありますか」

「海の美しさを語らせて下さい」

「言いたいことはありますか」

「ただの皮肉さ。意味なんてないのさ」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「肺に込めるから、ハイになるって所じゃないですか」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「誰の何という曲ですか」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「水辺に潜む悪魔でありたい」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「確か、放送禁止用語が連発したような気がします」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「泡塗れが一番良い、だったように記憶しています」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「せめて、歌手の名前だけ、もしくはグループ名だけは教えて下さい」

「燃え尽きる前の灰に塗れ、この後の歌詞について憶えていませんか」

「誰に向かって、話しかけてるんだよ」