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 君は咄嗟にチャクラムを投げつける。


【チャクラム を消すこと】


 それにかかった魔法の力で、上手く軌道が修正され、刃になった縁がダークエルフの腕を掠めた。

 苦痛に顔を歪めるダークエルフ。呪文がそこで一端途切れる。


 その隙を見逃すほど君は愚鈍ではない。再び呪文を飛ばされる前に、剣を抜いて跳びこんだ。

 ダークエルフは咄嗟に腰に帯びていた剣を抜いて防御にまわる。


「その鎧はエインシェント国の騎士か! 今さら貴様等が足掻いた所で、我が君を真の支配者からおろす事などできん!」

 やや時代がかった言葉で吐き捨てるダークエルフ。一目で君の身元を見抜くあたりはなかなかの知識だ。おそらく敵の高官なのだろう。


 ならばやはり生かしておく手は無い。君は敵を仕留めるべく剣をふるう。


【ダークエルフ 戦闘力10 生命力6】


 勝利したなら――

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663475626896

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