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 ゾンビは動きが鈍く、気持ち悪いだけでたいした敵ではなかった。君は容赦なくとどめの一撃を叩き込む。

 ゾンビの皮膚が破れ、体液が盛大に噴き出した。


 敵が動かなくなり、君は浴びた汚液を拭う。腐乱しかけた屍など材料にするから、倒した時にはすっかり汚れてしまった。


 先へ進もうとした君を、にわかに眩暈が襲う。

 これは‥‥毒か?

 しかしいつの間に?


 君は邪悪な目論見を察した。

 あえて傷つき、周囲に毒の体液をまき散らすのが先程の魔物の攻撃手段なのだと。

 よくもこんな罠を思いつくものだ。


・【テリアカ】を持っているなら――

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663471186579


・持っていなければ――

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663471290704

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