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扉を開けて中に入る。
そこは薬を作る部屋らしく、壁の棚には液体の入った瓶がいくつも並んでいた。
煮えているのは薬を煮るための大きな鍋である。
しかし火の加減を見るべき者は誰もいない。火をかけたままどこかへ行ってしまったようだ。
こんな城が燃え落ちても一向に構わないが、わざわざ火事を起こして火にまかれても面白くないので、君は親切にも火を消してやる事にした。
労働の対価を求め、君は薬品の棚を調べる。
得体の知れない薬を口にするほど君は愚かではない。ラベルの張られている薬だけを手にする。
そうなると‥‥君の前に選出された瓶は三つだ。
飲んでみようと思うなら、この三つから選ぶこと。
・「テリアカ」と書かれた瓶。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663425713846
・「バリトニウム」と書かれた瓶。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663425866495
・蛇の絵が描かれたラベルの瓶。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663426021122
・こんな物を口にするのはおかしい、と思うなら、部屋を出て廊下を進む事もできる。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663426050199
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