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三人組はごろごろと床に斃れ、二度と起き上がる事はない。
君は倒した相手の懐中から、タバコの箱とキセル、少々の金貨を拾った。
【タバコ 入手】
【金貨6枚 入手】
傷の男は君の肩を叩く。
「今のご時世、すぐに礼をせねば二度と機会もあるめぇ。そこのテーブルで飯を奢らせてもらおうか」
君達のテーブルに粗末な食事を置くと、主人は三人組の屍を表に捨て、掃除を始める。
それを横目に、傷の男は君が何者か、なぜこんな所にいるのか訊いた。それを教えて、君はこの先にある筈の砦について聞く。
「なるほど‥‥ちゃんとした騎士様ってわけかい。本来なら、俺なんぞと同じ卓で飯にする御人じゃねぇな」
納得してから、傷の男は考え込んだ。
「あそこの魔術師はもう百年近くここらにのさばっているそうだ。国のお役人を置かせもしないのに、お偉方はずっと知らんぷりよ」
初めて聞く話だ。なぜ今まで討伐の命令が出なかったのだろう?
「城主は最上階で毎晩世の中を呪い、地下にはでっかい竜もいて降りて来た奴を全て食い殺すという。世の中には放っておいた方がいい事もあるが‥‥いつかは成敗する時も来るんだろう。お前さんがそれを為す人だと、俺は信じる事にするぜ」
そう言って男は店を出て行った。
君も食事を終える。
※【生命力】を4点、【意志力】を2点、回復させること。
君もまた店を出る。そして改めて前進するのだ。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663184741376
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