第2話

今日も特に特別な1日はない。


「お兄ちゃん、帰って来たのかよ」


「・・・うん、ただいま」


妹が嫌そうな顔をする。


「つか、本当に帰ってくるの早く無い?友達とか居ないの?」


「友達は居るよ」

嘘はついてない。友達は普通に居る。面白くて優しい友達は沢山いる。


「じゃあ、なんでこんなに帰るのいつも早いのよ」


「それは、オンラインで遊ぼうってなってるから」


「はぁー、??一緒に遊ばないの?これだからオタクは」


「でも、オンラインで話しながらだと体勢とか部屋の温度とかも快適だし」


「・・・そんな、インドアだから彼女出来ないのよ」


「・・・うっ、忠告ありがとう。お兄ちゃん気をつけるなぁ」


「どうせ、変わらないでしょ」


「そうかも」


「はぁー、」

妹は大きくため息をついて、自分の部屋に戻った。

ーーー

妹視点


良かった。お兄ちゃんはまだ女友達も居ないようだ。


さて、さっそく、これを壁に取り付けて。

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