2話 地雷女、不知火恋

 そもそも「魔法と恋」について語るには不知火恋を知らなければならない。


 不知火恋、年齢は16歳で容姿はかなり良い。父子家庭という環境の下、本人は満足していたが他の人が恋をかわいそうな人として扱い続けたため被害者意識が強くなる。そのため社会に不満を感じるようになるも、自身の力ではどうしようもできないも何もせずクレームだけを言うタイプのメンヘラになる。

 幼馴染みの赤城湊にはワガママばかりを言うが湊が全肯定系男子だったため、外面は良いが仲良くなったと恋が思ったら傲慢に振る舞うようになる。

 ここまでならまだ性悪女で済んだのだが、ある日恋が中2の時に、自身が魔女狩りから逃れた魔女の末裔であることを知り、魔術の研究にはまってしまう。そしてついに魔法が使えるようになってしまうのだ。


 そしてこの魔法を使って世界を平和にすることを目標に行動し始める。しかし、回が経つにつれて主人公は魔法による全能感により傲慢になり、世界平和よりも自身の為に魔法を使うことが多くなる。

 そして、ある日小学校の頃からの親友の彼氏と

出会うがその姿があまりにも恋のタイプだったので洗脳魔法により親友から奪い取ってしまう。この時点で恋には湊という彼氏が居たのにだ。長年恋の側に居た湊は恋の魔法に耐性が付いていたため、洗脳を拒絶レジストして恋にきつく問いただすのだが、それにイラついた恋が全人類に対して''この世の不幸は全て湊のせいだった''と洗脳することによって、湊のことを処刑する。そして、それで勢いづいた恋は世界を支配しようとし始める。


 最終回で判明するのだが、この''魔法''という物は簡単に言うと世界の''幸福''を奇跡に変えるのである。つまり、彼女達魔女が魔法を使えば使うほど世界から幸せは奪われるのだ。この事を察知した教会が魔女を殺して世界から幸福を奪われるのを阻止するために行われたものが''魔女狩り''であり、アニメ《魔法と恋》の敵組織である神の代理人デウス・アルタナティヴが実は教会の魔女狩りチームであり正義の味方だった事が判明するのだ。

 最終回では、欲望のブレーキが壊れている暴走した主人公が最期に「自身が神になる」という奇跡を行使する。しかし、その代償は''世界の生命が生きることを許容されている''という幸せだったため、主人公自身も死ぬことで終わる。


 魔法と恋には、前述したように敵組織が居るのだが、恋は残虐な方法で敵を殺すことを好んだ。拷問は当たり前、中にはコメディチックに尊厳を奪われながら殺された者もいた。幹部級ともなると、その残虐性は更に苛烈になりそれに耐え続ける誇り高い志を犯されながら殺されるのである。

裏設定がかなり練られていることも、鬱アニメ度に拍車がかかっていた。

 今考えても親友原作者に人の心はなさそうだ。


 そして、そんなことを笑顔でする悪魔主人公が目の前にいる…。ハッキリ言って絶望している。恋は、魔法を使えるようになったこと左目が赤色オッドアイになるのだが、目の前の悪魔は左目が赤い。つまり既に魔法は使えるようになっている。




 これ詰んでね?


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