バーベンハイマー男爵の襲来

第XX話 劇場版 卒業式 バーベンハイマー男爵の襲来

※後半イベントのざっくりしたあらすじ案です。後日加筆修正あります、あらかじめご容赦ください。


※本作は、劇場版「修羅之樹学園まんがまつり」中の一本として、1970年代に執筆された企画書をもとに再構成しました。なお劇場版は不穏当な内容のため、即日お蔵入りになりました。

(※以上ぜんぶフィクションです)


卒業式を控え、修羅之樹学園の理事長室に一通の怪文書が届いた。


深刻な面持ちの理事長(鴨川エリー)「この手紙、怪文書と切り捨てるには、あまりにも内部に詳しい内容だな」

教頭「不気味です。たしかに守秘義務にあたる内容が書いてあります。卒業式当日は、相当用心しなくてはなりませんな」

遠山金四郎(警部)「内部の者によるスパイ行為か。とにかく、国際的犯罪の予感がしますね。警護を固めますので、身辺ご注意ください」


卒業式の日を迎えた武将転校生一同。


またも徳川家康は学園に来ない。

最近発売された超リアルカラクリ人形ゲーム「按摩之小屋」シリーズ最新作に激ハマリしてしまい、寝坊をして惰眠をむさぼっていたのである。

そのため存在感ゲージが下がり、緊急時空改変警報が鳴り響くのであった。


◎場面かわり、

浴室。

シャワーをあびている女性のシルエット。半身が男性、半身が女性の、半陰陽の妖術使い。


バーベンハイマー男爵である。


コメリカ国にも、本国同様に時空ゆらぎ現象がみられる学園は存在し、時々ニュースで話題にもなる。


バーベンハイマー男爵も、そんな「時空流れ者」の一人だった。何らかの事故で、漂流中に合身してしまったようなのである。


「修羅之樹」を発端とする時空ゆらぎ現象は、いよいよ諸外国をも巻き込んでしまった。


バーベン男爵(男性ボイス)「いよいよ奴等の卒業式か。我々にとっても最後のチャンスというわけだな。この支配からの卒業のなァ!」

バーベン(女性ボイス)「このカオス的な状況。すべての根源はあの「修羅之樹」の意志によるもの!そんなこの樹なんの木、不思議な樹は、もはや切り倒すしかあるまい!」

バーベン(男性ボイス)「これで終わりにしたいものだな。出動せよ、カラクリ獣バーベンP1」

白銀に輝く巨大ロボット、カラクリ獣バーベンP1が、幻視力潜水艦(妖塞艦、クロフネンX)より射出されて行く。


街を破壊しつつ、学園に向かうバーベンP1。


徳川家康は警報が鳴り響くなか、まだグッスリと寝ていたのだが、ついに自城がなぎ倒されてしまい、目覚める。


瓦礫の中で途方に暮れる家康。


「な、なんと?これは一体どうしたことじゃ。我が城が、破壊されてしまったではないか!」

倒壊された城。

途方に暮れる家康。周囲を見回し、ふと眼を地面に向けると、なにやら見知らぬ地下室への扉を発見する。


意を決して地下道を進んで行く家康。


エンディングテーマソング

「Zのテーマ」替え歌バージョン


◎次回、

(ナレーション)

地下室の鉄扉を開けると、サイケデリックな音楽に乗り、ゴーゴーダンスを踊りまくる狂気のヒッピー集団が待ちうけていた。


何事も経験と思い、ダンスを踊りまくる家康公。なんとなく楽しくなってきて、明るい気持ちになり、存在感ゲージも高まる。

家康公の存在感が完全に復活したとき、ついに動き出す黒鉄の城。


最終決戦へ向かう江戸城型巨大ロボット、エドジョーZの活躍に御期待ください。


※その前に、もうすぐ関ケ原なので、色々読み漁ろうと思います。

異常な構成、かさねてご容赦ください。


※設定追記

江戸城型カラクリ人形設定

初期型(竣工時、慶長度天守)

コードネーム エドジョーZ

OS ver.Keicho12-1607

最終的には外付けジェット機構をとりつけ、空を飛べるようになる。

(さらに最終決戦型は宇宙に飛んで行く等あり)


コメリカ国 人型決戦兵器 バーベンP1

内戦状態の続くコメリカ国で密かに開発された。メシリコ国のギャング一味、麻薬カルテルの首領バーベンハイマー氏とその妻アルマが強奪。その後行方をくらまして地下に潜伏していたところ、時空ゆらぎ現象に巻き込まれる。

心臓部分にデーモン・コアと呼ばれる大量破壊兵器あり。

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