微盲

第7話 不治の症

「私は視界の一部が見えません。」

そう言って35歳が正社員として雇ってもラエルでしょうか。

答えは「解りません」

見えないことに関係がない、もしくは補って余分に能力があればどうにかなるんだろう。

私にはない。

資格は視覚があるときに取得したものなので最早無効。

剣道3段も英検準二級も普通自動車免許も。

そもそも「大人」「社会」相手には無効なものばかりだし。

丁寧に仔細に誰かに、伝わるように。事細かに書き綴りたいけど。

兎角疲れるのこの視野では。

最も、最たる書けない要員は私が酔いどれているからなのだけれども。