第4話 紅い瓶と心の呪い

また夢に来た。 償うため、進めるために。

今度はホテルのような所に来た

手にはハーバリウムのような紅い液体の入った瓶を持っていた。


「どこだろ...ここ...」


心が。足が。鉛のように濁り重い。


「歩きづらい...」


足を引きずり歩く。

水槽が沢山置いてある場所にまた来てしまった。

黒い一つ目のヒトガタが居た。


「...。」


足が痛い。

痛い足を引きずりながら水槽を見ると

そこにはクラゲやアルビノ?の魚などが居て

とても綺麗だった。


何かが書いてある

『綺麗なあの子は水槽の外』

この水槽の題名?なんだろうか。


「...あの子はきっとRに自由にしてもらったんだろうな...。」


また足が痛くなりながらもホテルをさまよう。

血ではないが紅い少し透明?な液が足から流れ出ている

瓶の中の液体もなくなっていた。

それを見て不思議と焦り足を引きずりながらも走る


(急がなきゃ...急がないといけない。そんな気がする)


床が水浸しの綺麗なロビーについた。

その時にはだいぶ血が抜けていたのかフラついていた。

意識が朦朧とする中なにかキラキラした白い光を見つけた。

それに触れたら目が覚めた。


「今日は無理かな...」


足を見ると血まみれだった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る