二◯二四年 三月【短歌】

わたしにはわたしを生くるしかできぬだからあなたもあなたを生きよ


地球上にわたしという種はひとつ誰も彼もが絶滅危惧種


正しさの物差しがあるというならそれは未来を指して伸びゆく


煩悶を積んで重ね苦海の城打ち壊すのはわたしの怒濤


全自動洗濯機回れよ回れ溜め息残さず洗い流せよ


美しき言葉を飾り立てずとも美しさ識る人でありたい


生き方が冴えているとかいないとかそんなことより責任を持て


愛とか恋とかそんなもの捨てちまえいつか拾ったそれが本物

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