第136話 聖女ノーヤ
俺……いや、私は今ガラハド帝国領の上空をエアーバイクで飛んでいた。
既に≪変身マフラー≫を使って女装しており、今の俺……私はイッコちゃんだ!
装備も普段使いのモノではなく、白いローブにエンペラーエント種の杖を身に着け、見た目は完全に女魔法使いの装いだ。
イッコちゃんの姿は昔の姉とそっくりな容姿だが、白髪のままにしてあるので、うっかり姉と誤認されることもないだろう。
(もし仮に間違われても……まぁ姉貴なら上手くやるだろうさ)
両親やペット三匹の事は心配だが、あの姉がそう簡単にくたばる訳が無かった。その点だけは妙に信頼のおける人なのだ。
「そろそろ連合国領か……」
人気のない場所にバイクを着陸させようかとも考えたが、今回は恐らく色々と飛び回る事になると思うので、一切隠さず遠慮なくエアーバイクを利用しようと思い直した。
一応、エアロカーと同型だと思われないよう、急ピッチでカラーリングを施した。エアロカーは発見されにくい様、空に近い青や白をメインとしたカラーリングだが、エアーバイクは逆に真っ赤にして目立たせてみた。
それとステータスも新たに偽装しておいた。
名前:ノーヤ ※偽装 ()内がスキルで偽装中
種族:人族
年齢:18才
闘力:11,810
魔力:85,105
所持スキル 【回復魔法】【探知】【属性耐性(闇)】
(【自動翻訳】【木工】【剣使い】【スラッシュ】【偽装Ⅱ】【怪力】【身体強化】【属性耐性(雷)】【シールド】【体力】)
以下、自己申告
習得魔法 【ヒール】【キュア】【リザレクション】【ライト】【レイ】【ファイア】【ウォーター】【ライトニング】【ストーンバレット】【ウインドー】【セイントガード】【クリーニング】【ルイン】
まずは名前を変えた。
何時までもイッコちゃんだと格好がつかないので、ノーヤという偽名に変更した。
この名は俺がゲームなどで女性キャラを作成する際、苗字の
俺がこの名をゲームで好んで使っているのを知っている者は、この世では姉一人だけだ。姉にならバレても問題は…………いや、大いに問題あるな。
(蘇生魔法は別に知られてもいいけど、女装しているのだけは姉に知られたくねぇ……)
少し迷ったが、結局そのままノーヤと名乗る事にした。
それと闘力と魔力も少しだけ弄った。
【鑑定】レベルなら、どちらも9,999とカンスト表示されるだけだが、上位スキルである【解析】で視られると、矢野一心と闘力が一緒なのは勿論駄目だし、魔力がカンスト表示なのもやはり珍しいだろうから、両方とも少しだけ下方修正しておいた。
それとスキルも【回復魔法】【探知】【属性耐性(闇)】の3つだけ開示した。
今回の偽装コンセプトは“謎の女治癒魔導士”なのだ。回復魔法は当然外せないし、闇耐性もヒーラーっぽいので採用した。普段の俺は属性耐性などの防御系スキルは常に秘匿し続けているので、女装時は表示させておいた方が、より別人だと誤認させやすくて寧ろ好都合だ。
【探知】は公に利用する場面も出て来るかもしれないので、一応ステータス欄に残しておいた。肝要なのは、このステータスが偽装されたものだと勘ぐられない事である。
(あの蜘蛛野郎……≪
あの名波でさえ警告した時には既に接近を許していたのだ。奴がいるかもしれない凍っている場所には極力近づかないのが賢明だが、状況次第ではそうも言っていられないかもしれない。
それに【感知】や【探知】は敵意ある者に敏感で警戒に使えるが、それ以外にも要救助者などの索敵にも役立つ。探知できるのなら生きているという証でもあり、それなら俺のヒールでいくらでも癒せるだろう。
「む、あの町は……確かラジカルか!?」
以前、ラジカルダンジョンに挑戦した際、全く寄らなかった街が眼下に見えた。
あの当時は連合国に不法入国した為、このように空から街を見降ろすだけで、そのままダンジョンへ直行したのだ。
あの街が見えたということは、どうやら無事に連合国領へと辿り着いたようだ。
(まずはこの街で情報収集をするか?)
少し迷ったが、とりあえずこのまま西に進み続けることにした。
あの化物が通った場所は恐らくどこも凍っているはずで、空からでもすぐに把握できるだろう。多分、現時点で俺たちが一番アイツの居場所を捕捉しやすい。
俺はそのまま西にエアーバイクを飛ばし、それから数時間が経過した。
「ん? あれは……」
街道に多くの人たちが荷物を担ぎながら、ぞろぞろ歩いている姿が見えた。女子供に老人までも一緒だ。まるで避難でもしているかのようである。
(そういえば、前にも似た光景を見たような……)
そう、確か連合の南にあるオース地区から、北にあるメッセン地区へと向かう道中である。あの時も大勢の人たちが徒歩で街道を歩いていたが、俺たちはそのままスルーしてメッセン古城ダンジョンに向かったのだ。
(まさか、あの時から氷蜘蛛が? ……いや、それはないな)
あの当時から町民が集団で避難するほどの大惨事になっていれば、俺たちがダンジョンを出た後でもメッセンでその噂が持ちきりであっただろう。呑気にダンジョン攻略をしている冒険者たちもいなかったはずだ。
少し気になった俺は、そのまま街道近くにバイクを着陸させた。
当然その姿は道を歩く人たちにも目撃され、中には魔物だと勘違いして騒いでいる者もいたが、俺は気にせずエアーバイクを収納させると、近くにいた男性に話し掛けた。
「貴方たちは、どうして荷物を抱えて集団で逃げているの?」
うーん、女性言葉は慣れないが、正体を見破られないよう努力はしよう。
「な、なんだ、君は!? い、い、今、空から……っ!?」
「ん、空を飛んでたら、貴方たちが気になって降りてきた」
「そ、空を飛ぶ!?」
「やっぱり! 飛んでたんだ!」
「さっきのは空飛ぶ乗り物なのか!? でも、あの赤いのは一体何処に……?」
どうやらエアーバイクが気になり過ぎて会話が進まないようだ。
仕方がないので、もう一度小型ポーチからバイクを取り出して、少しだけ見せる事にした。
「こ、これだ! この赤いのが飛んでたんだ!」
「いや、そもそもどっから出てきた!?」
「まさか、マジックバッグ……!?」
そろそろこちらも質問したかったので、改めてバイクをポーチに収納し、再び尋ねた。
「それで、貴方たちは荷物を持って、どうして街道を歩いていたの?」
「し、知らないのか!? 今、フランジャール西部は危険なんだ!」
「あちこちを凍らせる蜘蛛の化物が暴れ回っているのよ!」
「ニューレには≪赤獅子≫まで出たって噂だ!」
「近隣の町も全て凍っちまった!」
「西には絶対に行くんじゃねえぞ!」
どうやらお目当ての化物は西の方で大暴れしているようだ。
フランジャール地区は連合国の中央部に位置するエリアだが、その西部となると、メッセン地区や首都ニューレにもかなり近い。
(てっきりまだオース地区にいると思ったけど、想像以上に出張しているようだな…………んん?)
逃げてきた人たちの証言を聞いていた俺だが、今なにか聞き捨てならない単語を耳にした気がした。
「…………今、赤獅子って言った?」
聞き間違いだろうか?
「知らなかったの!? あの≪赤獅子≫ミケアウロが出たのよ!!」
「そっちは氷蜘蛛より少し前だったなぁ」
「そんな騒ぎの中、今度は化物蜘蛛だ!」
「連合は呪われてるんじゃねえのか?」
まさかの事態に俺は一瞬眩暈を覚えた。
(ミケアウロって……あの
さすがに誤報だろうと思った俺は、逃げてきた人たちから更に詳しく話を聞いた。大方、≪氷糸界≫の騒ぎに乗じて妙なデマが流布されたのだろうと考えたからだ。
だが詳細を聞いてみると、どうやらその線は薄いように思えた。
何故ならミケアウロが出没した日時は俺たちが氷蜘蛛を報告した時とそう変わらず、その時点ではまだパナムの町以外に≪氷糸界≫の情報は知りようが無かったからだ。それでは氷蜘蛛の情報と錯綜するはずもない。
しかもその時期は丁度、俺たちがエアロカーから兵士誘導の下逃げていく群衆を見たタイミングと丁度一致する。あれは恐らく、ミケアウロから逃げていた群衆だったのだ。
第一発見者はギルドの鑑定士らしく、他の鑑定士も度々見かけたと報告している事から誤報の線も薄い。少なくともこの近辺に潜伏している事は間違いない事実らしい。
さっきの男の言う通り、連合国は呪われているのではないかと思えるほどのカオスぶりだ。
「ありがとう、状況は大体分かった。貴方たちは何処に避難する気なの?」
「この先にある町か……いっそラジカルまで逃げようと考えていた」
「ラジカルならまだ無事だった。東から飛んで来たけど、この先に凍ってる場所は見当たらなかった」
「「「おおっ……!」」」
向かっている先が今のところは安全だと分かり、人々は目に涙を浮かべて喜んでいた。
何日も歩いてみんな疲れており、足を怪我している者も多かったので、俺は全員を癒して回った。
「なんとっ!? 痛みが……消えた!」
「足の怪我が治ったわ!」
「腰痛や肩こりも取れたわい!」
「ママー! 僕の怪我も治ったよー!」
水と食糧も心許ないそうなので、俺はマジックバッグから食べ物を分け与えた。小型ポーチでもゴーレムで場所を取っていない分、かなりの量を詰められるのだ。
「ありがとう! ノーヤ様!」
「聖女様、感謝いたします……!」
何時の間にか俺は聖女に祭り上げられてしまった。
確かに今回はそっち方向のコンセプトで行こうと思っていたが、まさか聖女呼びとは…………少しやり過ぎたか?
(うーん、しかし救助を手抜きするのもなんだし……今回は自重無しで行くか!)
シグネには妬まれそうだが、異世界物定番である聖女プレイを続行だ。今回の俺は、こと救援に関してはブレーキ無しのアクセル全開で挑むことにした。
聖女ノーヤには思う存分暴れてもらって、矢野一心の身代わりとなってもらおう。
それから逃げてきた人たちの証言を頼りに、俺はフランジャール西地区を目指して進んだ。ただ、そこまで正確な地理は分からないので、相変わらず適当に西へと飛び続けただけだ。
すると同じように避難している人々を見つけたので、その度に降りては怪我人にヒールを施していった。
「おお、ミカリス神の御使いよ……!」
「聖女ノーヤ様に感謝を……!」
どうやらオールドラ聖教の信者が居たようだ。
創造神ミカリスを唯一神とする、この世界最大の宗教なはずだ。この半島で信者は珍しいが、西大陸の文化も入ってくる連合国には信者が少なからずいるのだろう。
(うーん、俺はどっちかというとアリス教なんだけどなぁ)
女神アリスのお声は俺も寝ぼけながらだが微かに耳にした。一方でミカリス神の方は、声すら聞いた者もいないだろう。噂では、高位の神官などにはごく稀にミカリス神から神託が下るらしいが……信憑性は定かではない。
女神様のQ&A曰く、確かにこの世界にミカリスという名の神はいるそうだが、アリス様から直々にスキルを頂き、転移した先の世界を満喫している身としては、地球の女神様に感謝を捧げたいと思う。
こうして何度か避難民を手助けしながら西に進んで行くと、いよいよ凍った大地を発見した。
(あった! こんな奥まで侵攻していたのか!?)
大体の感覚だが、ここはオース地区からかなり北に離れている。その証拠に奴が一時期根城にしていたオース山や森は、ここからではまだ見えない位置にあるのだ。
「――【探知】!」
俺はすかさず索敵型の技能スキル【探知】を使って周辺を探ったが、特に異常は見られない。目視でもこの辺りに≪氷糸界≫らしき存在はいなさそうだ。
俺はエアーバイクを地上スレスレの高度まで落とし、そのまま凍った大地を進んだ。
「……この辺りに生存者はいないのか? ……ん!?」
僅かに探知に反応があった。敵意は感じられない。
急いで駆けつけると、そこには糸に絡まったまま倒れていた無惨な遺体や氷漬けにされた死体があちこちに転がっていた。
手足が欠損している者、頭部が無い者、もはや原形を留めていない死体も多かった。その中で僅かに生命エネルギーの残存している遺体を俺は急いで小型ポーチに収納していった。
小型ポーチ内の時間経過は
一人だけ僅かにまだ息のある者もいたが、申し訳ないが彼はしばらくそのまま放置だ。本来なら死ぬ前に癒すべきだが、俺にとっての取り返しのつかないタイミングとは、死んでから少し後のラインなのだ。
その点で言えば、瀕死の者は仮にこのまま息を引き取ったとしても、後で確実に蘇生出来るので後回しになる。
頭部を完全に潰されているか、原形の留めていない遺体ではどうしようもないので、それらはこのまま捨て置く。遺体からは残存している生命エネルギーを一切感じないのだ。可哀想ではあるが最早俺でも蘇生不可能である。
逆に凍らされている遺体に関しては、生命エネルギーの減るスピードがかなり緩やかだ。その点は助かるが、≪氷糸界≫の氷を溶かすのは結構骨が折れる作業なのだ。
(ま、今回は秘密兵器を持ってきたけどね)
粗方遺体の回収を終えた俺は、ようやく死に掛けていた者の下へと向かった。
身なりからして冒険者だろう。冒険者証から察するにC級冒険者のようだ。この場にあった遺体の全員が武装していたので、彼らは冒険者や兵士だと思われる。恐らくあの化物と一戦交えて敗れたのだろう。
「うっ……あぁ……」
「もう少し、我慢して」
直ぐにヒールしたいのも山々だが、ここで魔法を行使するのは大変危険だ。あの蜘蛛野郎は巨大な魔力に敏感に反応する傾向がある。この凍った場所は奴のテリトリーだ。下手したらヒールした直後に奴がすっ飛んでくるかもしれない。
俺は怪我人を担ぎながらエアーバイクに乗った。身なりは少女だが、闘力2万近くの身体は伊達ではなく、武装した大の大人を軽々と持ち運べるスペックなのだ。
そのままエアーバイクで一旦凍っていない場所に退避し、十分距離を取ったところでようやく瀕死の男を癒した。
「あ、ありがとう……!」
「ん、気にしないで」
俺は治療した冒険者には目もくれず、順々に遺体を取り出しては【ヒール】と【リザレクション】で死者を蘇らせた。
その光景を間近で見ていた冒険者は腰を抜かしていた。
「し、死んだ者が……生き返った!?」
「ん、気にしないで」
同じセリフをさっきとは違う意味で吐いた。どうか気にしないで頂きたい。
俺が次々に死体を取り出してヒールで身体を修復し、リザレクションで息を吹き返らせると、目が覚めた者も一緒になって騒ぎ始めた。
「ま、まさか死者蘇生の魔法……なのか!?」
「し、信じられん……」
「ああ、女神様……っ!」
聖女から女神にランクアップしてしまった。
(今度、女神ノーヤ教でも開宗しようかな)
そんな真似したら、その内熱心なオールドア聖教の信者に背後から刺されそうだ。
今の俺は最大魔力でも4人までしか同時に蘇生できないので、しばらく休息を必要とした。その間に救助した5人から話を聞いてみた。
「貴方たちは全員冒険者なの?」
「いえ、俺は義勇兵です」
義勇兵とは、恐らく連合義勇軍の兵士の事だろう。
かつてまだ連合国が誕生する前、悪政を敷いた王や貴族を打ち倒す為に結成されたのが義勇軍だ。それにあやかって現在の連合国軍は、数十年前から連合義勇軍と改名されたらしい。
通常であれば国内の荒事は連合警察が対応し、義勇軍は主に対帝国用の軍組織だと聞き及んでいたが、そんな彼らが内地に出張るほど、≪氷糸界≫が猛威を振るっていたのだろう。
彼らの内二人が義勇兵で、残り三人は冒険者であった。義勇軍の一部が警戒に駆り出され、丁度冒険者たちが≪氷糸界≫と戦っていたところに運悪く遭遇してしまった形のようだ。
「他にも、まだ遺体はそのポーチに納めてあるのでしょうか?」
蘇生魔法を行使できる俺を女神や聖女、高位な神官だとでも勘違いしたのか、義勇兵や冒険者たちは敬語で恭しく話しかけてきた。
「ある。でも全員は無理だった。後11人だけ、間に合えば生き返らせる」
「お、俺の仲間が……黄色の布を巻いた大男が居ませんでしたか!?」
「俺の同僚も! 小柄の茶髪の男です!」
「……いる。二人とも死んでるけど……多分生き返せられる」
「おお……っ!」
「女神様ー!」
マジックバッグ系アイテムは中に手を突っ込むと、大体の形状が脳内に思い浮かぶ。黄色の布を腕に巻いた男は遺体の状態も悪くなく、恐らく生命エネルギーも十分に残っているだろう。
小柄で茶髪の青年は氷漬けにされていた者の一人だ。救出にはちょっと手間が掛かるだろうが、この状態なら確実に生き返せられる。
俺は先に凍った者たちをポーチから取り出すと、ついでにガスバーナーも取り出した。この前新東京で購入したばかりの代物だ。新日本国領内でガス田を発見したらしく、ガスバーナーは割と安く手に入るのだ。
俺はガスバーナーを何本も取り出すと、それを冒険者や義勇兵たちに持たせた。
「聖女様。こ、これは一体……?」
女神か聖女か、どうでもいいけど統一して欲しい。
「押すと火が出る。これで氷を溶かす」
俺が実演してみせると全員が驚いていた。
「こ、これは凄い火力だ!」
「おお!? 氷がどんどん溶けていくぞ!」
「こんな魔道具をお持ちとは……さすがは御使い様!」
やはり≪氷糸界≫の氷にガスバーナーは有効だったようだ。
魔法で生み出した炎だと属性の相性もあってか、なかなか氷が溶けなかったのだ。
だが、魔法に関係のない科学の力で生み出した炎だと、不思議と属性の相性に左右されないのか、氷は普通に溶けてくれるのだ。
それでも通常の氷よりかは強固だが、これなら直ぐに氷漬けの者を解放し、蘇生魔法を行使できるだろう。
氷漬けの者は彼らに解凍させ、俺は休憩を挟みながら残りの全員を癒し、蘇生していくのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます