第5話 本部より・・・

僕は、本部にメールを転送して別の仕事をしていた。

すると、電話が・・・。


電話に出ると、本部の給与計算担当者からだ。


「ごめんね。嫌な事を聞いてもらって」

「大丈夫です。

 気になさらないで下さい。

 これが、私の役割ですから・・・。

 まぁ、少しびっくりしましたが・・・」


「あれはひどいよね」

「そうですね」


「あのメールの返信は・・・。

 何も悪くないのに・・・。

 今度からは私の方から直接問合せしますね」

「僕からで大丈夫ですよ」


「でも・・・」

「これも僕の仕事ですからね」


「ごめんなさいね」

「いえいえ」


本部の人もあのメールを見て、僕に悪いと思ったみたい。

でも、タイムカードを見て、確認NGなんてものはないからね。


僕に対して、良い反応で良かった。

一方、腹巣面斗に対しては、不満そう。


仕方ないよね。

このメールだと・・・。


社内に悪い噂が回れば良い。

そう思うだけで・・・。


噂だと、過去にも同様の感じでいろいろやらかしているという話も。

まぁ、私に非がないという事が重要だ。


気分は悪いけど、仕方ない。

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