やれやれ、本当のおすすめレビューを見たことがないようだ。本当のおすすめレビューというのをお見せしますよ
ねくろん@カクヨム
おすすめレビューを書くには?
さて、このページをクリックしたということは、きっと君はレビューを書くという崇高な行為に興味を持っているに違いない。
時間が惜しい、早速始めていこう。
お気に入りの作品をカクヨムの他のユーザーに対しておすすめするには?
それについて書いていこう。
レビューを書くには、何を書けばいいだろう?
まず書くべきは、以下の2点だ。
●ジャンルや内容。
(VRMMOだけど職業モノ、悪徳令嬢だけどポストアポカリプスなSF世界だとか……)
●主な人物や問題。
(主人公は何者で、目的は何なのか? 世界に問題が起きているなら、それは何なのか? 海が消えて砂漠になった。豚が空から降ってきたなど……)
ただし気をつけてほしいのは、最後まで読んだら驚くような伏線や、結末は言わないようにする。映画『シックスセンス』で主人公の正体を書いてレビュ―してしまったら、全てが台無しになる。与謝野晶子でも「君死にたまへ」って言ってぶん殴ってくるだろう。
まずはツカミで、お話の世界や雰囲気を伝えることが出来たら成功だ。
では、大体の人が知っている『魔女の宅急便』の「おすすめレビュー」を書いてみるとしよう。きっと、以下のようになるだろう。
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『魔女の宅急便』は現代に近い世界が舞台になったファンタジーで、魔女の修行のために旅立った13歳の少女キキが主人公です。
キキは黒猫のジジと一緒に海辺の街コリコにやってきます。そこで、キキは自分の魔法である飛ぶことを生かして宅急便屋さんを始めます。キキは次々舞い込む仕事を通して、色々な人や動物と出会い、楽しいことやトラブルを経験しながら成長していきます。
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そして、概要を書いたら次に評価を書こう。
評価とは、読み手であるあなたがお話に対してどう思ったかを書く。
良かったところや悪かったところ、好きだった場面やキャラクター、お話を読むことで感じたことや、考えさせられた事について書く。
ただし、自分の意見を書くときは、その理由も一緒に書くことが大切だ。
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このお話は、初めての場所にひとりで行く不安や期待を描いてます。優しく楽しい出来事もあるけど、キキは嫌なお客さんにも会います。
田舎から東京に出てきて最初の数年の間、接客業についていた私は、このシーンでついキキのことを応援したくなりました。
このお話は、一人暮らしを始めた人にはあるある! と言うシーンがいくつもあって、私もキキと一緒に新しい街に移り住んだような気分になります。特に、黒猫のジジと話しながら買い物したり、自炊するシーンは楽しかったです。
※一方で、この本は登場人物が多いのと、今と時代背景が違う(昭和初期くらい?)ので、違和感を感じるところも多々あります。
チョイ役の人にも名前があるため、この名前は覚えるべき?それとも忘れてもいい名前? となりました。
あと、港町の構造や、説明もなしで使われる車の道具は、何をしているのか良く分かりません(車を持っている人ならわかったんでしょうが……)
ちょっとそのあたりは不親切かな、とおもいました。
※以下のお話の悪い部分については、レビューの説明のために例として追加しました。原作では別にそんな事ありません。
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そして最後に「おすすめ」するかどうかを書こう。
本来なら結論は最後に書いたほうが良いのだが、最初に書いても構わない。結論を頭に持ってくると、書かれているレビューがどういう結論なのか、読み手はモヤモヤせずにレビューを読めるからだ。
レビューを書いたお話を薦めるかどうかを書くにあたって、どんな人に向いているか、どんな魅力があるかを説明しよう。
もし強く薦めない場合は、その理由ともっと良くなる方法を提案しよう。
作者が目を通してくれたら、次回作に反映される可能性が高い。
最後には、自分の感想をまとめる一文を書く。
これは短ければ短いほど印象的になるので、短いほうが良いだろう。
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おすすめです!!!
このお話は、現代に近い世界でファンタジーな出来事が起こる話が好きな人や、新しい街に引っ越したことがある人にオススメです。ちょっと説明に不親切な部分もありますが、それを補って余りある楽しさがあります。
ジジかわいい!!!
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以上だ。
これはレビューを書く際の一例だが、参考になれば幸いだ。
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