第56話もう花金
今日は金曜日。花金だ。
花金と華金はちょっと違う。花金は趣味や習い事、宅飲みなど夜遅くなるまで時間が使える意味で、華金は華の金曜日の略で、高い店で飲んだり、遊んだりちょっとゴージャスな夜を過ごす意味の違い。
僕は、どちらかと言えば花金だ。
夜遅くまで、小説を書いたりしているし。飲むって言っても、宅飲みだし。
今、午前4時33分。
喉がとても痛い。
エアコンつけっぱなしなので、喉をやられた。
昨夜は、あらかたウイスキーのボトルを空けたが、二日酔いにはならなかった。
耐性が出来たのか?
しかし、15年間ずっと苦しい生活をしてきたので、長かった。
やっと、底から這い上がる事ができる。
本来は今後月から、余裕ある生活が出来るはずであったが、トラブルがあった。
それは、来月まで。
まぁいい、それでも生活には響かない。
なぜなら、銀行ローンを完済したからだ。
このローンも元はと言えば、母親に貸すために借金したのだ。
母親にお金を貸すと、半分は返って来ない。
また、お金を借りている知り合いには、少しずつ返済するつもりが、5万円ずつになり、苦しい月は2万円借りる。
だから、3万円ずつ返している計算になる。
その人は、ゆっくりで良いと言ったが、出来るだけ年金月には返済したい。
向こうにトラブルがあって、だいぶ入れたが。
月曜日、間違い無く7千円振り込んだから今月の危機は脱するらしいと。57000円振り込んだが、来週の金曜日2万円戻ってくる。
その人は、優しい。
だから、無理やりお金をかき集めた。
それでも、来月からは遊ばなければ余裕が出来る。
それだから、底辺を脱したと言っているのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます