第3話 シアと言う仲間
次の日も次の日もシーフで狩りを続けたのでシーフもレベル20になったところでジョブにアサシンが入った。まだ、2次職は早いだろ。この調子で拳士もレベル20にあげるか!
次の日は拳士でレベル上げだ。ナックルが欲しいところだがあまり金に余裕はない。蹴りやパンチでポイズンスネークを倒していると一匹色が違うスネークを見つけた
レアモンスターか?そいつを倒すとレベルが上がった気がしたので確認してみる。
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レベル29
職業 剣士 レベル20
拳士 レベル15
シーフ レベル20
魔法使い レベル0
商人 レベル0
アサシン レベル0
スキル ジョブシステム
スラッシュ パリィ
身体強化 掌底
気配察知 鍵開け
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一気に上がったな。魔石もでかいし、皮も綺麗だ。そのあともレベル上げを続けて買取場に向かうと、やはりあの蛇は珍しくて王様なんかに献上するらしい、あのケチな王様に?やなこった、でも買い取ってもらった。金貨2枚でね。
拳士のレベルも20に上がったから魔法使いにジョブチェンジした。杖がないといけないみたいで杖を買った。
最初は火魔法を使えるだけだったけど、レベルが上がれば覚えるだろう。
とりあえずは目標はレベル20にすることだろ!杖で殴ればそんなにMPも消費しないし、でも火魔法以外を覚えないんだよな。レベル20までいったら、また新たにジョブが増えていた。僧侶と魔法剣士だ。でもまだレベルが上がってないのにジョブを変えるのは大変そうなので剣士にしてレベルを上げる。
中級ダンジョン4階層はポイズンフロッグだ、気持ち悪いがしかたなく倒していく。消えるのでなんとか耐えられるがドロップが魔石と脚なのがなんとも言い難い。
肉は美味しいらしいので高く買い取ってもらえる。そんなこんなで三ヶ月、なんとか冒険者らしくなったのではないかな?
「おらぁ!」
中級は30階層まである。そしてようやく30階層のボスを倒した。カニの化け物、ジャイアントクラブ。ドロップは魔石と甲殻と剣だった。宝箱には金貨が数十枚とスキルオーブが入っていた。スキルは乱切りだったがすぐに使った。
「よし!あとは上級に向かうぞ!」
剣士はレベル53になっており、それなりに強くなった。
外に出るとあの女の子がいた。
「初級攻略できました!」
「そうか!よかったな!俺はいま中級を攻略してきたところだ」
「そ、そうなんですか……」
「……中級に一緒に行くか?」
「い、いいんですか?」
「頑張ったんだろ?なら俺も応えないとな」
「はい!私はシアといいます」
「俺はハヤトだ」
しょうがないから付き合ってやるか。
魔法使いっていってたな。俺もジョブチェンジするか。剣士にジョブチェンジして中級ダンジョンに入る。
「凄い…」
「何もすごくないぞ?」
そう、別に頑張れば出来ることだ。
それからは二人で10階層まで来てレベル上げをしていた。
順調に伸びていくシアはこれなら一人で大丈夫だろと言うところまで来ている。
俺もレベルが上がり、戦いやすいのでパーティーもいいかもしれないな。
夕方までレベル上げてから外に出る。
換金して半分にして渡すと、
「こ、こんなに貰えませんよ!」
「自分が頑張った分だ、ちゃんともらえ」
と渡した。
さて宿屋に帰るかとすると、何処かに行こうとするシア。
「どこに行くんだ?」
「いや、野宿する場所に」
「金入ったんだから宿屋に泊まれるだろ?」
「大事なお金ですから」
「…いい宿屋があるから来い」
「は、はい」
なんて子だ。自分が可愛い女の子だって分かってないのか?
宿屋の女将さんに紹介して宿に泊まる。
「美味いだろ?」
「は、はい」
涙目で美味いと言いながら食べている。普段何食ってたんだ?
「明日も中級ダンジョンいくか?」
「はい!お願いします」
はぁ、俺も割とお人好しだったのかもしれない。
次の日も中級はダンジョンでレベル上げをしていく。
「シア!」
「はい!」
切り替えながら対応していく。息もあってきている。
「じゃあ、30階層までいくぞ」
「は、はい!」
扉を開けるとジャイアントクラブがいて、俺が剣で牽制している間にシアが魔法を唱える。
「ハヤトさん!」
「おう!」
「ファイヤーウオール」
三本の火柱が立って焼きジャイアントクラブになっていてうまそうなのに塵になって消えてしまった。
ドロップは短剣、宝箱には金貨が数十枚とスキルオーブ、氷魔法が入っていた。
スキルオーブを渡して、
「使うなら使え。使わずに売るならそうしろ」
「え?えぇ!ハヤトさんのは?」
「俺はこの短剣でいい」
「は、はい…使います」
「あと金貨は山分けな?」
「はい!」
シアは氷魔法のスキルボールを使った。
魔法が一向に増えなかったのはスキルオーブから取らないといけないのか?
「魔導書を読まなくてもいいのは便利ですよね」
あぁ、本がある系ね。知ってたわ。
「んじゃ外に出ようか」
「はい」
「宿に帰る前に服を買え、ボロ切れじゃないか」
「はい、買ってきます」
「んじゃ先に帰ってるぞ」
「はい」
俺は一人で魔導書を探して回った、あったが。高いじゃないか!安い生活魔法の魔導書を買って帰った。
「おぉ、可愛いじゃないか」
シアは魔導士用の服を買ったみたいだ。
とてもよく似合っている。
「あ、ありがとうございます」
俯いて耳まで真っ赤になってる。
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