君色の夏
あぁまたやってきた。
太陽がギラギラと私を照らし、蝉が五月蠅く鳴り、陽炎が私を嘲笑うように揺れ、君色の空が広がるこの季節が。
君が消えた夏が。
私は君色の青い空に手を伸ばすけど君には触れられない。
私は君のいない夏をまた今年も過ごす。
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