Die二話
「なあ、一度戦ってみたいんだが。その手下と。」
「うーん。まあいいけど...一度戦うなら拷問は2、3回受けるんじゃない?」
え?俺が負ける前提?
「それに、それほどうちの子たちの実力を見たいんならまずは足元を見ようよ。」
足元?
慌てたような足音が廊下から聞こえてきた。
「た、大変です!!!」
シャルロットどうした。
「最強と名高い近衛騎士団長がスライムの群れに襲われ、死亡したようです!!どうしましょう!?」
スライム強すぎだろおい!!!
「神のせいだよなそれ!!なあ!何とかできないのか!」
「それもこれも運命の一部に過ぎない。そっちで何とかしな?僕はいちいちそっちに干渉しないからな。」
クッソ...どうすれば...。
せめて、不老不死で強い俺が弱点探っておかなきゃな。
「俺が少し魔物と戦ってみる!俺は不老不死だ!いくらやられても死なない!」
「で、でも!私は貴方が心配です!私にもついて行かせてください!!!」
シャルロットちゃんイイ人だな。よし、一緒に行くか!
「いいのか?シャルロット高確率で死ぬと思うのだけど?」
「人の善意を無駄にしちゃいけないだろ。」
「君はそういうタイプか。可愛い子を危険にさらすなんて聞いて呆れるねぇ。まあ、人の言葉を善意と取るか悪意と取るかは人それぞれ。それに、まあもしかしたら低確率だが助かるかもしれないからな。運が良ければだがな。」
この神本気で俺たちのことバカにしてる気がするんだけど。
「気を付けなねー?僕、部下を1人送り込んでおいたから。」
は?
これから地獄が始まるのか?
_____________________
「ん~?来たね。あの二人。知らない敵を送り込んでおいたと聞いてまだ来るって本当に頭がおかしいようだね?死ぬのは確定してるのに。
...まあせっかく神に出動許可貰えたし、存分に狂者同士戦ってみるか。」
暗雲が立ち込める崖の上で、背の高い童顔の少年は嘲笑していた。
俺が作者という名の神に「一番嫌いな世界」に転生させられた話 佐久山咲@てーふ @sakushakun
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