秋桜

 何だか身体が 妙に熱くて


 どうしようもなく 愛し愛されたくて


 手を伸ばしても 届くべき先もなくて


 どうしようもなく孤独 一人ぼっちで




 俺が何者かなんて どうでもいい事


 俺がただ俺でありさえすればいい


 認められる事 求められる事


 何一つ 望んじゃいなかった


 あんた達に言いたい事


 ただ一つ 放っておいてくれとしか




 はずだった それなのに




 限り無い静寂の中で


 お前と二人 寄り添っていたい


 何も考えずに ただ鼓動重ねて


 生命の歌を唄いたい




 この世界に 俺の居場所なんてなくても


 お前こそが 唯一の約束の地でありさえすれば


 生まれては消えてゆく生命に 意味なんてなくても


 それが与えてくれる思い出は こんなにも素晴らしいから




 熱く燃える俺の体温が


 宇宙を死なせはしない


 魂よ 俺を焼き尽せ


 お前を照らす星となれ

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