§10 この惑星の法律を調査しました。 Spaghetti Code ラスティ

第286話 結果発表

//////////////////////// 捕捉説明 ////////////////////////

※§9はあまりにもアダルトな内容のため投稿を割愛しております。


 話の流れとしては、アデル、エレナの婚姻とラスティと五人の妻との婚姻。それにまつわる物語です。

 カナベル元帥が実は女だということが発覚し、元帥が口止め料代わりに夜這いかけます。結果、それをネタにラスティが脅され、五人目の妻に収まります。

 戴冠の儀の際、星方教会の拠点である聖地イデアから枢機卿と純潔騎士(教皇直属の女性騎士)が派遣され、儀式を取り仕切ります。

 ベルーガ王家の信仰している宗教は精霊教――ミスカトニアですが、儀式だけが星方教会。それには理由があって、まあそれはおいおい。

 アデル戴冠の儀式のおり、マキナの残党、破滅の星メギドが邪魔をしてきます。敵対派閥に足を引っぱられるなか、ラスティはリブラスルス、純潔騎士らと共闘し解決。

 めでたく婚姻が結ばれ、アデルは正式な王となります。


※§10からは待ちに待った〝にゃんにゃん〟タイムです。

 アダルト表現をかなり削ったのですが、運営様から指摘があった場合は削除します。あしからず。

//////////////////////// 補足説明終わり ////////////////////////

以下、本編。



 成人の儀、戴冠の儀も無事に終わり、ベルーガの新国王は赤毛の宰相と結婚した。


 めでたいことだ。


 かくいう俺も、アデル陛下とエレナ事務官婚姻の陰で上手いことやった。

 ティーレたちとの結婚である。


 この惑星に降り立って、初めで出会ったこの惑星の住人――その彼女とついに結ばれた。それ以外にも魔山で出会った魔族の少女マリン。かつての教官ホエルン。ティーレの姉カーラ。そして、性別を偽っていたカナベル元帥。


 正式に五人の妻を迎えた。


 やけに結婚の審査が厳重だったのは、特別な理由があったからだ。

 ベルーガの王家は結婚を重要視している。一般のそれとちがって、〝婚姻〟と区別している。なんでも婚姻することによって夫婦の魂が結びつくと考えられており、それゆえ婚姻は神聖かつ重要とされている。別名〝結魂〟とも呼ばれる崇高な行為らしい。


 そういう理由があるので、カーラは過去に一度、婚約を破棄している。

 なんでも結びつきたくない魂の持ち主だったらしい。

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