応援コメント

迫る決断、遮断される結末 その5」への応援コメント

  • ごきげんよう、ケルス姫が告げた言葉、それはマコトさんには耐え難い、信じ難いというより信じたくないという類の衝撃を伴う言葉でしたね。
    なるほど、戦闘力は高いが諸刃の剣、従属が困難だというリスクを伴う魔物の召還ではなく、意思疎通が可能で「契約」という縛りを持てる召喚、それがテストケースとしての勇者召喚でしたか。
    マコトさんが自分の戦闘忌避の為に魔物召喚を勧めたとしても、それは一概に避難できるものではありませんよね、誰だって見知らぬ世界の見知らぬ国の為に命を懸けることを躊躇うのは当然ですし、加えてマコトさんという個人の性格、そして彼がそれまで生きていた平和な日本という国の国民なのですから、いきなり戦場へと言われても断れるものなら断りたいと思うのが人情。
    そしてまた、だれが何を言った、そんなこと関係なく、それを許諾した権力にいた者として責任を取ろうとする王族ケルス姫の責任感と矜持には感心するほかありません。そしてマコトさんが責任を感じないようにと記憶を奪って、戦闘の最中でも戦いの空気に触れさせないようにとした、その配慮にも。
    ただ、徹底的な破滅を前にして、最後の最後でマコトさんに頼らざるを得なかったことすらも、王族としてはしなければならないこと、だったのでしょう。
    王族としては一組の男女という感情よりも、為政者として為すべきことがある、それが上回ったのが、動画の内容に表れたのだとしたら、それはケルスというひとりの女性にとっては哀しいことだったのだろうと思いました。

    誤字だと思うのですが、
    >この現状を見れば、上手くいかったとは分かる
     → 上手くいか「な」かったとは分かる

    もうひとつ、
    >それで、全てをあなたに全てを晒け出す事にしたのです
     → どちらかの「全てを」が不要だと思います

    もしも間違えていたら笑って許して膝枕をお願いします!(厚かましい)

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつも丁寧に読んで頂き、胸温まる感想を頂きましてありがとうございます!
    マコトには酷な真実で、認めたくない事実だった事でしょう。
    騙され続けて来たマコトには、これもまたブラフだと思いたいでしょうが、作者的メタも含めて言うと、ケルス姫は真実を言っています。

    でも、おだ様も仰ってる様に、現代日本で生きて来た人間が、戦える技能を持っているから戦える訳ないんですよね。
    命を奪おうとする魔物ならともかく、人間相手となれば忌避して当然。
    別の誰かに変わって欲しいと、いつも思っていた事でしょう。

    ケルス姫はマコトと親しい関係だったので、心の内も聞いていた筈です。
    国に忠誠心を持っていない事も知っていて、だから戦闘から遠ざけようと努力していました。
    でも、己一人で(近衛はいましたが)解決する事は、最早不可能だと思い知らされてしまいました。
    最後にはマコト頼りとしないといけない事は、彼女としても苦渋の決断だったでしょう。
    動画の内容の考察もピシャリで、本当ならこうなれた、こうだったら良かったのに、という心の表れでもありました。
    ケルス姫の心に寄り添ってくれたおだ様のコメント、心が温かくなりました。ありがとうございます!

    そして、いつもの(いつもの?)誤字報告! こちらもありがとうございます!
    読み返せば気付く筈のミスなのに、どうしてこうも出て来るんでしょうね? 不思議ですね……。
    間違えていたので、そりゃあもう満面の笑みで膝枕させて頂きますよ!
    右? 左? 両方? どんとこいですよ!(笑)