ごきげんよう、ううん、シュティーナ1の言葉は計算し尽くされた完璧な反論、マコトさんの疑念を悉く叩き潰すような、台本が用意されているかのようですね。
ここでシュティーナ1の論理には破綻はなく、そしてケルス姫のさっきまでの話にも、そして彼女の部屋で見つけた勇者マコトから小市民マコトへ向けた動画がケルス姫、シュティーナ1どちらにも属さない内容だったことも矛盾や破綻は感じられません。
となると、ここは両者共にマコトさんを利用しようとしているとの前提に立って考えるしかありません。それならばマコトさんにとって、僅かでも利があるのはどちらか? で選ぶしか無いような気がするのです。
どちらも己の目的達成の為に利用しようとしているのなら、どちらに協力した方が自分の安全を確保しやすいのか?
ただ気になるのは、誰がマコトさんの記憶を奪ったのか、ですね。
ケルス姫、シュティーナ1、双方にとって記憶の強奪は今のところマイナスにしかなっていないのがどうしても気になります。
3種類の動画の真贋は、もうあまり問題ではありませんものね(ただし、ヒントが隠されている可能性はありますが)。
ところで誤字だと思うのですが、
女性の声だぶつ切りに聞こえて来る
→ 女性の声がぶつ切りに
だと思うのですが、間違っていたらごめんなさい!
作者からの返信
ごきげんよう! いつも深く読み解いた上での感想、本当にありがとうございます!
シュティーナ1は明らかに、事が露呈した時に備えて、その言い訳を用意していたように思えますね。
あるいは、疑問を持った際に、その多くを論破するだけの知性を持っているだけかもしれませんけど。
でも、とにかく自分の目的達成の為に、その修正を掛ける手段を問わない雰囲気は感じられます。
マコトが持つ情報から、予め利用しようと考えている者達を出し抜く事は、最早不可能な状況です。
おだ様が仰るように、自分の安全を考えた時、どちらが利するかを考えた方が良いのでしょうね。
動画の真贋についても、まさしくそのとおりで、それに囚われる必要はもうありません。
そして記憶の強奪の犯人は……!
今話から四章に入りましたが、これがラストエピソードです。
核心はもうすぐとなりますので、是非最後までお付き合いください!
そして、いつもいつも誤字報告ありがとうございます!
二重チェックしてるんですよ、本当なんです!
でも、見逃してしまうんだなぁ……。
うーん。誰が味方で誰が敵か分からないですね(-_-)全て怪しく見えてしまう…
真相が分かるのが楽しみです^ ^
作者からの返信
いつも感想ありがとうございます!
このお話を書こうとした時、誰が味方か明確に見せない、誰もが疑わしく見せよう、と考えていました。
持木様にも怪しく思えて貰い、作者的喜びもひとしおでございます。
ラストがどうなるか、是非その目で確かめて頂きけたらと思います!