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複数の真実に明瞭はなく その6」への応援コメント

  • ごきげんよう、シュティーナ1の反論、いえ、念話を繋げてきたタイミングも含めて、かなり焦りがあるように思えますね。
    彼女の言う「設定(敢えてそう言いますが)」では当然なのかもしれませんが、ケルス姫はシュティーナを知らない(ふりをしている?)けれど、シュティーナ1はケルス姫を知っている、それを土台にして姫の言葉をいちいち反駁していく、この構図こそが胡散臭さを漂わせているのですが、記憶を失っているマコトさんが例えそれを胡散臭く感じても反論不能、というのが、まるでシュティーナ1の精神攻撃のようにも思えますね。
    けれど、どちらも魔物を殲滅するという目的は共通しているのですよね、ただその目的達成のために王国を崩壊させるか否か。
    ならばケルス姫が嘘を吐いているかどうかは別として、魔物だけを倒そうとしている姫に乗るの、これ一択のようにも思えるのですけれど、確かにシュティーナ1に覚悟云々と言われてもそうそう乗れませんよね。
    でもシュティーナ1を疑ってかかる姿勢が頭をもたげたのはいい傾向ですよね。もちろんケルス姫も疑って閉まるべきなんですが、騙されたと分かった後で、どちらが最悪ではないのか、が選択の条件ですよね、現時点では。

    作者からの返信

    ごきげんよう! 丁寧に読み取って頂いた上での感想、いつもありがとうございます!
    そうなんです、シュティーナは常に目的を達成させる事に集中しています。
    マコトがエルサと関わった時も、余計な情をこれ以上増やさない為に、あえて精神を揺さぶる言葉を投げかけました。
    胡散臭かろうが、反論するするだけの土台も証拠もありませんので、押し切ろうとしている訳ですね。
    何としてもマコトに結晶剣を爆破させる、それが彼女なりの正義となっています。

    そして魔物の殲滅、これは間違いなくシュティーナ1とケルス姫の共通する目的です。
    そして、この魔物を外に出すべきではない、という思いもまた、今のところ共通する思いな訳ですね。
    魔物の攻撃性と繁殖力の強さを目の当たりにしたマコトとしては、ドーガで言っていた危惧が、そのまま再現されると思っています。
    それを防ぐ為の最大限のチャンスが今なんだ、と自覚しちゃってるのも厄介なところで……。
    姫の案に乗るべきと分かっていても、それで本当に一匹残らず殲滅できるか懐疑的です。
    千を駆除している横で、一匹も逃がさずいられるか、とマコトの冷静な部分が考えてしまっているのですね。

    今まで間違いなく、ずっと身近で味方と思っていたシュティーナに、今では反抗心みたいなものが芽生えています。
    ケルス姫には元よりありますので、双方ともに疑ってかかるべき、という土台がマコトの中に生まれた状態です。
    その上で、どちらの手を取るのか、あるいはどちらも取らないのか……。
    マコトの選択が今後の鍵ですね!