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猜疑と不安の波間で その6」への応援コメント

  • ごきげんよう、いよいよケルス姫とのご対面ですね。
    目覚めた時以来、あの裏に何かを隠したような対話から、姫の想いが滲むような通話を経ての対面となるわけですが、ここでマコトさん、真実の欠片に指が届くのか?
    と言うか、ここまでの経験を土台にして交わす対話でなんとかヒントだけでも掴むしかないのですが。
    シュティーナ1も今度こそ胸にそこに秘めた覚悟が垣間見えたような会話となりました。確かにマコトさんが彼女の覚悟、結晶剣を王城ごと破壊して魔物の女王を倒してこの惨劇を止める、その為には命も惜しまない、そんな想いが溢れているように思えましたが、そこにはマコトさんも同様に命を懸ける、言わずともそれが前提条件の覚悟、ということになりますよね。
    そしてシュティーナ1の覚悟が本物だとしても。
    そうすることの結果が、誰にとっての利になるのか?
    魔征国の一人勝ちになるとしか思えませんよね(魔征国がまだあれば、ですが)。
    魔物のスタンビードがもしも王国側の自業自得だったとしても、魔征国の仕掛けた最終戦争だったとしても、最後に残るのは誰か? マコトさんが死んで得をするのはだれか? 
    その辺りが謎を解く鍵なのかしら?
    ちょっと穿ちすぎ?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつも丁寧な読み解いて頂いた上での感想、本当にありがとうございます!
    さて、マコトはケルス姫との会話で何か得るものがあるのでしょうか。
    それ以前に、ケルス姫の方が対話するつもりあるのか、という問題もありますけれど……。
    何かを掴む切っ掛けは、また別のところになるかもしれません。

    そして、シュティーナ1の覚悟も勿論表面的なものではありませんでした。
    マコトが命を賭して果たす覚悟なので、それを十全にサポートして完遂し、自らも殉じるつもりでいます。
    ただ……、そうなのです。
    誰にとっての利になるかを考えると、魔征国の一人勝ちに見えてしまうんですよね。
    実際のところ、背後で暗躍しているのかどうかは、後に判明するとして……。
    あまり話し過ぎると、鋭い指摘に定評のある、おだ様に悟られてしまう!(笑)
    どうなっていくか、見届けて頂けたらと思います。