ともぞうエッセイ NO.06 (2023 09～)

2023 11 24

　心は女とか言って女風呂に入った男が逮捕されました。LGBT増進法が可決して、早速出て来た奴です。友人に言ったところ、「心は男とか言って男風呂に入った女だったら歓迎や。美人やったら大歓迎や。婆とブスは要らんで」と云う返事でした。

　昔、大学生の頃なので殆ど半世紀前です。友人と二人で青森の須賀湯温泉に行ったところ、混浴があると云うので、二人で温泉に入りました。最初は湯気で分からずにいたのですが、よくよく見れば、爺さんと婆さんだけでした。爺さん婆さんは、私たちに「若いのは肌がピチピチじゃ、脂が弾（はじ）けとるで」とか言って、頬摺（ほほず）りするのもいたりして、這う這う《ほうほう》の体（てい）で逃げました。

　DWさんの事(その7)

　DWさんは、松下幸之助の秘書になり、仕事もしんどかったと云ってました。松下幸之助の事を尋ねると、「大将(松下幸之助)はな、一に政治、二に金儲け、三・四が無くて五に人や」

　とにかく松下幸之助は政治が大好きで、「わしは天下取ったろ持てんのや。そのために電気の商売して軍資金にするんや。最後は、内閣総理大臣になるんや」と云っていたとのことです。

　その頃、大将(松下幸之助)が、軍から注文を貰ってきたのです。それがなんと木造船の注文でした。

　大将「わしは電気屋や、船は素人や。DWは今治の出身やし造船の町や、かあちゃん(松下幸之助の妻)の弟が船乗りやったし、二人でやれ」

　今治出身と云っても造船はまったく、船乗りと云っても船は造ったことも無い。それでも、何とか松下造船が始まりました。終戦の一年前の事でした。