ともぞうエッセイ NO.06 (2023 09～)

2023 09 22 リフト

　ワールドカップのラグビーが始まっています。ラグビーはやったことあります。高校の体育でやりました(笑)。体育の先生がラグビー出身で、体育の時間は3年間ラグビーでした。ですから、ルールとかポジションとか点数も結構知ってます。しかし、半世紀になると色々変わってます。

　なんと云っても、ラインアウトのリフトです。昔はリフトは反則で、即、レッドカードでしたが、いつの間にかセーフになってました。日本とヨーロッパでは、このラインアウトでハンディがありました。外国人は背が高い上に手が長いとなるとマイボールでも取られてしまうのです。リフトがセーフになったことが、日本が世界に挑戦でき始めたことだと思います。実際、半世紀前は、120対7なんて普通にやってました。それも、どう見ても7点はお情けでした。

　大学に入って初めて「高校の体育の時間でラクビー？」と云われたこともあります。高校ではラグビーをするのだと思ってたのですが、自分の高校だけだったようです。

　ちなみに、昔、同級生のI君は、大学入試の時にスポーツ推薦でセレクションに行ったそうです。大学は筑波大学でした。I君は、ボートの選手で全国的に有名だったので、普通に合格だと思ったところ、教官から、

「君はどの競技や？」

「ボートです」

「ボートなんか無いで。ここは海も池もないしな」

「ええ……？」

　結局、ラグビーでセレクションをしたそうです。I君は180センチ以上の身体とガタイで何とか合格したそうです。三年間のラクビーの体育もそこそこ有益でしたと云ってました。田舎に帰ったところ、体育の教師は「ボートの事は忘れとった。すまん」。昔は、ええ加減な教師がたくさんいました。