384話 【決戦振り返り反省会】2
【そしてここからが正念場】
【トレント?だっけ? 木のモンスターが大量出現】
【あれ、ニュース番組で解析してたけど、30メートルから50メートルあったって それが見渡す限りに出現してたね】
【まさに森……】
【ひぇぇ】
【ぶっとい幹、上の枝と同じくらいわさっとしてる根っこで動くとかいう生理的嫌悪感しか抱かせない造形だったな】
【でも、それがくるんって……】
【声が届く範囲のがいっせいにね……】
【草】
【見えない力でな……】
【あれ、ほんとどうやってるんだろうね……?】
【あそこまで行くと不幸とは関係なさそうな気がするが】
【あれを、たったのひと言でやれるとか】
【しかも燃やせる】
【強くね?】
【強いよ?】
【調査のために潜ってたときも、ほとんどこの力頼りだったもんなぁ】
【敵が最低でも行動不能になるからやべーよな】
【なにしろひと声だけだもん、強すぎる】
【るるちゃんの言霊って騒がれてたね】
【ノーネームちゃんの仕業だって知ってても怖いよな】
【そのるるちゃん ようやく到着できたね】
【ハルちゃんのすぐそばにね】
【るるちゃん……】
【一時期はマジでやばかったけど、良かったよな】
【良かった】
【本当よかった】
【あの子はやっぱ笑顔じゃないとね】
【1回の配信で何回もすっ転んでは笑いながら起き上がってたあの子のな】
【この日いちばんのコメント速度を記録してた、るるちゃん登場】
【あとえみちゃんの残念さと】
【くしまさぁんのあいかわらずの女神っぷりの相乗効果でな!】
【草】
【えみちゃん……】
【るるちゃんがオチ担当から外れちゃったからね、代理が必要だからね】
【リーダーだもんね!】
【それにびっくりしてたハルちゃん】
【きょとんとしてたね】
【めっちゃレアなハルちゃんが最高だったわ】
【分かる】
【ハルちゃんってなんでも分かってる風で落ち着きすぎてるもんな……いや、それが良いんだけど】
【でも、るるちゃんの嬉しさのあまりのアピールで眉間にシワ寄ってたよ】
【草】
【るるちゃん、ハルちゃんを保護してから相当かわいがってただろうからなぁ……】
【保護された野良猫を撫でくりまわす姿が見える見える……】
【脱走したくらいだもんな!】
【草】
【あー、そういうこともあったよなぁ】
【無事保護され直してからはおとなしくなってたけどな】
【で、るるちゃんに対抗してか、ハルちゃんに張り付いたままだったノーネームちゃん】
【かわいかったね】
【かわいかった】
【あれだけ自己主張の激しいノーネームちゃん、初めてだもんね】
【そしてトドメになったでっかい鐘を生成しだしたハルちゃんたち】
【天使のラッパ、女神のベル……】
【その下ではるるちゃんが荒ぶってたね】
【あれで聖女扱いされるとか異世界は分からんなぁ】
【どう見てもハルちゃんたち直々の力って分かっただろうし】
【その後のあれでな……】
【ハルちゃんたちががんばっておっきくしてるあいだに足止めしてたるるちゃんたち】
【ハルちゃんたちががんばっててててててて】
【お前……】
【えみちゃん……がんばったね……】
【でも……】
【もはや、くしまさぁんにも見捨てられて……】
【草】
【活躍したんだ……すっごく活躍してたんだよ……】
【言葉通じない状態で、部隊まとめてなぁ……】
【で】
【うん】
【ああ……】
【あれ、事故だったん? 結局】
【ノーネームちゃんも一緒にぱちくりしてたから事故だよ】
【きょとんを通り越してたね】
【草】
【ハルちゃんたちの特大攻撃の真下にワープアウトするとか、あのG……不幸すぎない??】
【もしかして:るるちゃんの不幸】
【あれ、ノーネームちゃんの仕業だったんだろ?】
【じゃあやっぱ違うか……】
【そうだよ、単純にとんでもない不幸だっただけだよ】
【G呼ばわりされるようになったしな!】
【草】
【ま、魔王Gって言えばちょっとはかっこいいから……】
【でも、できすぎてて逆にリアルだったよな】
【確かに】
【宿敵の魔王が、まさかなぁ】
【ぷちっとやられるだなんて】
【最後には魔王が登場するとは思ってたけど、まさかああなるとはな……】
【てっきり最終決戦が見れると思ったんだけどなぁ……】
【い、良いじゃん? 楽な方が……】
【そうかな……そうかも……】
【最後の攻撃だったみたいだし、何かしらの手段で魔王を追い払うつもりだったんだろうが……】
【まさか……】
【ごんって……】
【すごい音響いたね!】
【草】
【笑っちゃいけない魔王戦】
【やめて】
【おなかいたい】
【みんな! Gジェットは持ったな!】
【次にこっち攻めてきてもしゅーってやれば良いんだぞ!!】
【草】
【笑い死ぬからやめろ!!!】
【亡骸すら残らなかったGのおかげで鳴り響くハルちゃんたちの巨大ベル】
【あれ、超上空に浮かんでったけど、今でも鳴ってるよな】
【音量上げるとかすかに聞こえるね】
【え? あれ、もしかしてこの後もずっと?】
【えっ】
【いやいや……いやいや】
【だってあれ、鳴るたびにハルちゃんの光の矢が何十本も……】
【ノーネームちゃんのも忘れないでね】
【……高い塔、中心の町、その上空から全方位へ……】
【もしかして:モンスター対策のバリア】
【なにそれすごい】
【その光の矢……ぷちってした後、魔王軍全体に降り注いだね】
【綺麗だったね】
【わーきれー】
【きれー(画面に収まりきらないほどの魔王軍を串刺し】
【ひぇっ……】
【……ハルちゃんが人間大好きで良かったね!】
【お酒を奉納せよ!】
【祈りを捧げよ!】
【ドントコドコドコ】
【あ、急に近くの寺が】
【神社が】
【教会が】
【草】
【もしかして:みんな見てる】
【だって、G転がしてから十何時間経っても不動の接続数1位だし……】
【あっちに行った人たち、みんな配信されてるしな】
【それ合わせたら、今後何年かは不動の1位続きそう】
【大丈夫、名誉のランク外になるから】
【そうそう、ハルちゃんがちょっとおかしい幼女だったときにハルちゃんの配信自身がカウントされなくなったようにね!】
【ああ、同時期にデビューした子とかの嘆きが聞こえる聞こえる……】
【多分いちばんの被害者だよね】
【草】
【ま、まあ、「あのハルちゃんの同期です」って持ちネタが使えるようになってるから……】
◆◆◆
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