385話 【決戦振り返り反省会】3

【天から降り注ぐ光、波のように押し寄せてたのにまとめて倒されるモンスターたち】


【その中心のハルちゃんたちに、みんな平伏してたね】

【だってガチモンの神様だもん】

【こっちの世界でさえ、もはやごく自然に受け入れられるレベルでな】

【しかもノーネームちゃんが弱ってる?からか、羽が片方ずつになってるっていうね】

【金と黒、白と黒で完全に神聖さ放ってるもん】


【魔力使い果たして寝ちゃったハルちゃん】

【この世界の地下に来たときとおんなじ】

【そして、今度2人を受け止めたのは】

【るるちゃん……】

【およそ1年ぶりの再会だもんなぁ】


【天上で鳴り響いて光り輝く鐘、降り注ぎ続ける光の矢】

【その中心は、幼い双子を抱きしめたるるちゃん】

【もう他の世界の人たちからは「聖女るる様」って言われてるね】


【新人ダンジョン潜り→まれに見るドジっ子→不幸体質→ヤンデレるるちゃん→聖女るるちゃん】

【出世にもほどがある】

【しゅごい】

【良かったね、るるちゃん……】


【えみちゃんは?】

【その後、意味深すぎるアナウンスのために飛んだ2人のうちノーネームちゃんをキャッチして喜んでたから……】

【草】


【この世界じゃるるちゃんのお付きってポジになったらしいけど】

【帰ったら……】

【ねぇ……?】

【さ、さすがに恩赦とかするでしょ……】

【そ、そうそう、異世界との外交にも影響出るし……】

【いざとなったらここで暮らせば……いや、どうせどっかでボロ出すから無駄か……】

【草】


【あの  ハルちゃんとノーネームちゃんがハモりながら言ってたとんでも情報って】


【もう良いじゃん】

【そうだよ】

【あああああもうううう忘れてたのにぃぃぃぃ!!!】

【草】


【あの  異世界人たちといきなり会話が通じて、しかもこの世界に来たひとりひとりが配信してるせいで、とんでもない量の情報が】

【異世界の名前とか種族名とか】


【やだああああ! やだああああ!】

【数百の世界の情勢と数千の言語を叩き込まれた研究者たちの気持ちを答えよ】

【いいもん  もう一生研究室に住み着くもん】

【良いんだ……これから生涯かけても終わらない研究が始まるんだ……】

【次の会議までに情報まとめろとか無理に決まってんだろ!(マジギレ】


【かわいそう】

【かわいそう】

【嬉しそうなのも居るけどかわいそう】


【でも多分これからいちばん大変なのは政治家さんたちってね】

【がんばって】

【こんなときに政治家やってたからがんばってね】

【運が悪いね】

【本当にな……】

【草】


【確認できてるだけで100以上の異世界、1万以上の国家・部族だもんなぁ……】


【しかも、なまじ全員が急に会話できる&女神ハルちゃんノーネームちゃんに守られてた世界出身ってことで、地球がなんかとんでもない好待遇のせいで】


【包み隠さずにそれぞれの事情とかぺらぺらしゃべるもんだからもう……】

【なんか情報、電子機器で渡されてたんだけど……】

【現地の端末で読み取ったのこっちに遅れたっぽいぞ】

【もうおしまいだ……】

【まじでやべー】


【これ……どうしよ?】

【気にするな】

【どうせハルちゃんたちが起きたらそれどころじゃない】

【草】

【そうだった】

【だよな!】


【とりあえず寝よう……で、起きたらるるハルの尊い会話を満喫するんだ……】





【悲報・やっぱ子供たちどこにも居ない】

【えぇ……】

【どこ行っちゃったのあの子たち!?】

【確か、るるちゃんたち来たあたりまではあっちこっち飛んでたけど】

【その後からいろいろ激しくなったから……】


【……巻き込まれた?】

【いやいや……】

【こんだけ人が居るんだし、ましてやあのイスさん目立ってたから、どっかに落ちてたら絶対気が付かれるよなぁ】

【そうだよなぁ】


【地球出身のないないされた奴らが「あれ? そういや子供たちは?」「貴重なロリショタを生で見に来たのに」とか言いだして大騒ぎになったけど、やっぱ見つかんないな】


【草】

【気持ちは分かる】

【分かる】

【ともかく、誰の配信とか探しても途中から居ないんだよなぁ】

【どこ行っちゃったんだろ……】


【もしかして:ハルちゃんたちの攻撃に巻き込まれた】

【ないとは思うけど……】

【万能に見えるノーネームちゃんも、ほぼダウンしてたからなぁ】

【最後に映ってた映像は?】

【流れ作業で救助した人たちを町に運んで飛んでったとこまで】


【……これ、ハルちゃん、起きたら……】

【やばくね?】

【やばいよ?】

【ああああああもうやめてぇぇぇぇ新事実はやめてぇぇぇぇ】

【かわいそう】


【コピーノーネームちゃんとかが暴れてないし、きっと大丈夫だよ……】

【だよな……?】

【そうだと信じたい】

【でもさ  もし仮に、万が一  子供たちが撃墜されたとかなら?】


【ハルちゃんぶち切れるんじゃね?】

【あの常時ローテンションなハルちゃんが高笑いするレベルになるよ】

【ひぇぇ】

【こわいよー】

【あれは怖い】


【普段表情変えないのに、あのときめっちゃ笑顔だったからなぁ……】

【笑顔とは本来うんぬん】

【ダンジョンの進んだ中での最下層で、ダンジョンの壁ごとえぐったあの攻撃みたいなこと……しちゃう?】

【ひぇっ】

【じょばばば】


【あのときの攻撃……昨日、最後にでっかい鐘作って鳴らしたのよりも、込めた魔力自体は少なかったはずなのに】

【あんだけやべー威力だったもんなぁ】

【普段感情込めないハルちゃんが込めると……ああなるのか……】


【てことはさ  あの最後の攻撃よりでっかいのが可能ってことで……】

【そうだよな……普通、魔法で攻撃するときとかって、気合とか入れるよな……】

【それをハルちゃんは、普段はしてなかったってことは……】

【あっ】

【鎮まりたまえ鎮まりたまえ……】


【「……まだ夜中ですか」】


【朗報・くしまさぁんが起きた】

【くしまさぁん!!】

【やはり、くしまさぁん is goddess……】


【誰か! 誰かこの配信見てる現地の! くしまさぁんに伝えてぇぇぇ!!】

【ハルちゃんたちを怒らせないように、オブラートに包んで伝えてって……】

【ハルちゃんも、くしまさぁん相手なら多少は落ち着くはずだもん……そうだよね?】

【だと良いね……】


【やっぱりくしまさぁんが希望……女神だったんだね……】

【るるちゃんの説得ならノーネームちゃんにも効くだろうし】


【えみちゃんは?】

【黙って座らせとけ】

【なんかやらかしそうだから、さっきのくしまさぁんがしてたみたいに縛って?】


【草】

【ひでぇ】

【だって、これまでがこれまでだったし……】

【オチ担当になったえみちゃん……ファン続けるからね……】



◆◆◆



『ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。』https://kakuyomu.jp/works/16818023211929600076も同時投稿中。男の娘にもご興味のある方は、ぜひお読みくださいませ。



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