第10話

ミライ「びっくりしたよ!sns見てたらトレンドに雪がいるし。何がどうなったら上層ボスモンスターを単体撃破なんて出来るのよ!

高ランカーでも難しいことなんだよ?!」

んん?何か変なワードが飛び出たような

おかしいなあのミノタウロスそんなに強くなかったけど。


そんなに強くなかったよ?

ミノタウロスの中の最下種だったんじゃない?

ミライ「何言ってるの!あのミノタウロス倒すには冒険者5人以上で計画を立ててやっと倒せるかもっていう高ランクモンスターなんだよ!」

えぇ、でも素手で倒せちゃったんですけど?


ミライ「前から思ってたけど雪は良い意味でおかしいね笑流石だよ

それで有名人になっちゃった雪ちゃんこれからどうするの?これを機会にダンジョン配信者デビューしちゃったりして?笑」


あ、そうすれば良いのか!

ダンジョン配信してお金を稼ぐ

お金を稼いで推しに貢ぐ

配信中に押しの良さを語ればファンが推しの良さを知る

推しがトップアイドルへ


あ、私天才だわ

ミライありがとう!私配信者になるよ


ミライ「えっちょっネタで言っただけだから!早まっちゃダメ〜」


ブツっ

携帯から非情なツーツー音が虚しく聞こえる

あっ興奮して切っちゃった

まっミライだし許してくれるさ


にっこにこの笑顔で財布を片手に電気量販店へ


そして店の出口から出てきた雪の手元には

しっかりと羽映像機械が握られていた。


るーるるっ

ご機嫌に自宅へと戻りさっそく機械のスイッチを入れるとパタパタと宙に映像機械が飛び立った


雪が部屋をクルクル回ると映像羽虫もその後を着いてくる。


おー凄い!

これで配信機械はバッチリだね


よしっじゃあ配信テスト開始しますかー!

配信予約1時間後にセットと

よしっ


あっ忘れた宣伝しないと誰も来てくれないよね

sns拡散希望

推し活ダンジョン配信テストするよー

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