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  • 藤咲さん、おはようございます。
    グーグル先生に魔法とは何かと尋ねると「人間の力ではなしえない不思議なことを行う術」だと答えが返ってきました。
    でも現実には魔法などなく(たぶん)、魔法のような言葉や現象があるだけです。
    ではその魔法のような出来事は誰によって与えられるのか。
    考えてみるとその多くは自分が憧れている人、心から信頼している人、そして自分自身を大切に想ってくれている人からということになりそうです。
    この作品を拝読して、そのような考えが巡り、温かな気持ちになれました。

    彼らがこの後もずっと良きパートナーでいられますように。
    そして主人公が大作家となる日が訪れますように。

    作者からの返信

    那智さん、こんにちは。
    短いお話なのに、とても丁寧に扱って頂けて嬉しいです。那智さんが魔法について調べたり、考えたり、胸を温かくする様が優しく伝わってまいりました。

    実は早坂が言う冒頭の台詞、あれは藤咲の友人──通称「編集長」から実際に言われた言葉なのですよ。俺はあれが大変好きで、本当に目から鱗で、あの静かな感動を物語におこせてとても楽しかったです。

    そのフレーズ以外はもちろんフィクションですが、編集長の感想をきっかけにして嘘と願いと魔法を込めたストーリーを完成もさせました。(それが『魔法使いは嘘つきの始まり』だったり……というのはまた別のお話←)

    そうした大事な記憶がベースとなった今作を気に入ってくださり、本当にありがとうございました!