偽り

第1話

偽り

僕がおかしかった。かよこの気持ちを考えずに扱ってしまったことを認めます。

人の気持ちを考えられないくらいおかしくなっていた。ごめんなさい。僕が原因を作ったので僕が悪い。

そう。

23年ぶりに会った大切な親友。

縁を切る為に、偽りの日々を最終まで

貫き通した。

ただ、１つ誤算があった。

嫌がる私を、ホテルに連れて行ったこと。

何もしない、カラオケだからといって

602号室は、カラオケがついているから大丈夫と言って

信用させて、私は入ってしまった。

23年前、酷い振られ方をして、側に居てくれた

彼を私は信じていた。

ここから、奈落の底に落ちるとは思わずに､､､。

また、住む家も、帰る実家もなくなることに

気づかずに､､､。

幼すぎだ。

信じすぎた。

あれから、半年。

真実を話さなければいけない。

私の命があるうちに､､､。