第4話 みんなの自己紹介

タッタッタ…..


コトリが元の位置に戻った。


「じゃあキッカちゃんお願いね」


スゥ….


コトリの横にいた鳥が歩き出した。


タッタッ….

クルッ


「うちの名前はキッカ」

「料理が趣味なんだけど…ここでは必要無いみたいね、あはは」

「謎に満ちたこの世界を楽しもうと思います」

———

スズメ目アトリ科カワラヒワ属に分類される「マヒワ(真鶸、Carduelis spinus」

———


パチパチパチ


タッタッタ…..


「キッカちゃんよろしくね」


「よろしく~コトリちゃん」


たくさんの黄色い羽毛で体を纏い、ツインテールに見える癖っ毛が特徴。

喋る時に翼を動かすよく動かして喋っていた。

肝心の卵はリュックの様に背負う形で持っていた。



なんかキッカちゃんは話しやすて早く仲良くなれそうな気がしたな。



「じゃあ次は、ミネリアちゃん前に」


「はい」


キッカが元の位置に戻りミネリアが前に出てきた。


タッタッ…

クルッ


「わたくしの名前、ミネリア」

「読書が好き、だから必要な時以外は1人にして」

———

スズメ目ヒタキ科に分類される「ルリビタキ(瑠璃鶲、Tarsiger cyanurus)」

———


パチ・・・パチパチパチ


タッタッタ...


「ミネリアちゃんよろしくね」


「えぇ…」


青い羽毛で全身を纏い顔の横に2~3本、ヘヤピンを付けているように見える黒い羽毛が特徴。

自己紹介中はやや下を向いて喋っていた。

卵はトートバッグの様にふろしきを斜めがけにして持っていた。



ミネリアちゃんは物静かで話かけにくい感じだなぁ、、

でも読んでる本が気になるなぁ。



「じゃあ最後は、ターニャちゃんお願いね」


「はーい」


ミネリアが元の位置に戻りターニャが前に出てきた。


タッタッ….

クルッ



「あーしは、ターニャ」

「早く案内された、スポットに行きたいんだ」

「とっとと解散しようぜ〜」

———

スズメ目アトリ科カナリア属に分類される「赤カナリア(金糸雀、金絲雀、学名:Serinus canaria)」

———


パチパチ・・・パチ....


タッタッタ…..


「ターニャちゃんよろしくね」


「よろしくー、コトリっち」


全身が赤い羽毛で纏っており、頭頂部から後ろにかけて少し毛束がまとまり伸びているのが特徴。

蹴爪けづめがネイルをしているかのように鮮やかだ。

肝心の卵は片手でふろしきを担いで持っている。



なんか今風のギャルのように明るい子だけどバッサリしていて少し怖い・・・

どうすれば仲良くなれるかなぁ。。



「はーい、皆さんありがとうね」

「これから一緒に生活し助け合っていく仲間だからよろしくね」


「はーい」

・・・あれ、、また私だけ。。


「じゃあ今日はこれまで!」

「案内されたお家に戻って休んでね」


タッタッタ...


そう言われ、それぞれがバラバラに歩いていなくなった。



・・・



色んな子がいたなぁ〜仲良くなれそうなのは・・・キッカちゃんかな??

他の子は、、でもまぁ、今日初めましてだししょうがないよね。


「・・・これから助け合っていく仲間かぁ〜」

「現実世界では友達って言う存在はいたけど、仲間って感じの人はいなかったし、、、」

「それにこんな世界で仲間って。。。これから何が起きるんだろう・・・でも...」


知らない世界でいきなり色々始まった。

不安はたくさんあるけど、仲間という存在がいることに少しだけ心強くなった。



------------------------

お読みくださいましてありがとうございます!

いかがでしたでしょうか?


まだまだこれからも執筆していきますので、面白い!や気になった!などがありましたら、

ぜひお気に入り登録、評価、応援をしていただけたら今後の参考と活力にさせていただきます!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る