第32話 収益化記念配信 ③

ゲーミングカラーが流れた正直酔ったのかと思った、だけどレモンサワー開けてないんだよ。


「すまん、今の見て晩酌やめようと思った。絶対配信やりながら飲んだらとんでもないことを口走りそうだから。って、運営から連絡着てるぞ、なになに告知ヨシ。ついに来ましたか。というか何でこういうのを公式チャンネルでやらないんだよ、いやG&Cのチャンネルか。って、今度は何でG&Cの社長から、は?おいおいおいおい、配信終了後公式チャンネルにてpvを公開いたします。だぁー!!もう仕方ない。モンスターハント新作、モンスターハントXfinalエックスファイナルが八月に発売決定プラットフォームは、storm、Nyanntenndo Swatch、PrS5プレイヤーステイションファイブ、Wandows、Ibox、クロスプレイ、クロスセーブ対応、なおgame&createアカウントが必要です、無くても同じハード間なら遊べますが。では、pvをどうぞ。」


そしてなぜか昔懐かしいフィールドやモンスターが沢山いるpvがTheモンハンの曲の狩人の証にとともに流れまさかのこれまでの全作品の切り抜きと最後にとんでもない爆弾、夏コミ参加決定、限定グッズやBGMのCDの配布なども行う予定と書かれてるし所属タレントのキャラを製作中とも書かれていた。おそろしい。


「え?まって、はぁ。収録のために東京に行かないといけないのか、あと夏コミで限定グッズね、お一人様何個とかいうのがなかったら、観賞用保存用布教用の三個買ってね。あとエックスファイナルだけどエックスシリーズの最後だからね過去のモンスターハントファイナルがそうだったようにエックスシリーズと三年前にサ終したマスターズの集大成だからストーリーをクリアすることはできてもやりこみ要素が鬼畜らしいよ。さすがはエックスシリーズ。因みにpvにも映ってたけど、一部現代に似た文明だったところがあるみたいだねどういうことだろう。」


:新作

:このタイミングは予想してなかった。

:宣伝費¥10000

:交通費¥30000

:食費¥2000

:妹の声を聞かせてください¥50000

:滅んだ現代文明、まさか

:エンス・デストロイまたの名を

:エンド・デストロイ確かに過去作ではまだ未完成だと言われていたが

:まさかそんなわけがなかろう、やりこみ要素だろ。


「エンス・デストロイはやりこみ要素ですよ。あ、時間だ。これにて配信を終わります。See you next time.」


配信が切れているのを確認してから俺はため息をついた。また告知かよと、内心思ったがまぁ、自分もファンだからああいうのは一度やってみたいとは思ったがここまで精神を削る羽目になるとは思ってもいなかった。


そして俺はレモンサワーを一気飲みし、午前零時に眠りについた。久々のレモンサワーはレモンの味がした。



______________________________________



アト●ルカですね。ちなみに私はコミケに行ったことはないのでコミケの話は半妄想になります。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る