第8話ぐっさりぐさぐさっ!!!




前回のあらすじ…


身の程知らずのゴミクズが可愛い鑑定士ちゃんをいじめてる所を偶然発見しちゃった!自称攻略組のゴミクズくん達は全部をかけたPVPを受諾してくれるみたい。このゴミ共の運命はいったいどうなっちゃうのぉ〜?



脳内できらっきらの某魔法少女風のあらすじを作って待っていると



「おう、待たせたなぁ。女ぁ。PVP受けてやるぞ。」



何やら話し合いが終わったらしく、炎の狂戦士…長いから炎くん(笑)でいいや、がPVP申請を送ってきた。



えーっと、内容は…


ルールはデスマッチ(どちらかが死ぬまで)

賭けるものはお互いの全財産と……?

私の身柄と鑑定士ちゃんの身柄?はぁ?こいつら何勝手に鑑定士ちゃんを自分の所有物にしてんだ?




「炎くん(笑)さぁ、勝手に鑑定士ちゃんのこと所有物として賭けるなんてどういう了見なわけ?」



「あぁ?おめーがこの役立ずへのありがたぁいお説教中にイチャモンつけてきたんだろ?だったら、やめて欲しかったらこの役立ずの身柄と交換に自分の身柄を賭けるべきだよなぁ?」



話が通じない馬鹿の相手は疲れるなぁ。なんの権利があって鑑定士ちゃんの身柄を賭けてるか聞いてるのに…


多分鑑定士ちゃんを餌にすることで、私が食いついてきて身柄を賭ける→便利なパシリゲット!みたいな頭悪いこと思ってんだろうな…



んー、でも鑑定士ちゃんをこいつらから逃がせるならいっか。元々負ける気はないけど絶対勝たなきゃね。



「いいよ、そのルールでやろうか。お前らが負けたらその鑑定士ちゃんは私のもの…でいいんだね?」



「えっ!えっ?」



鑑定士ちゃんが慌てふためいて、キョロキョロしてる。ん〜、かわいいな…


とりあえず、大丈夫だよ〜の意味を込めてウインクしておくか


パチーン☆


あ、気づいた。余計混乱しちゃってワタワタしてる。

小動物っぽい子だなぁ。




「おう。まぁお前が勝つ未来なんてねぇけどな。」



申請を受諾する。と、あたりが円形のバリアで覆われていく。横槍禁止ってこと、なのかな。


目の前に白い文字が表示される。




Are you ready?



3



2



1



FIGHT!




「先手必勝だぁっ!おらっ」



えっ声出しながら攻撃する人本当にいるんだ?

まぬけだなぁと思いつつ大振りな剣での攻撃をかわす。



「ふっ、女ぁ。俺様の神速の初撃をかわすなんてなかなかやるじゃねぇか。」



しんそく?おネェ様なら初撃で10発入れられるほど遅いのに、ここまでイキるなんて…

可哀想なものを見る目で眺めてかわすことに徹していると



「俺様の攻撃に手も足も出ねぇみてえだなぁ。これでトドメだぁっ!炎の暴風撃ファイアートルネード



え、、、



「だっさ」



これが、炎くん(笑)の底なんだね。切り札がわかればもう何も気にせず殺れるから…

さっさと切ってくれるくらい馬鹿で助かったよ


一気に巫女の力を体に流し込む。そして、跳ぶ。


炎くん(笑)の回転斬りは、確かに炎の分実際の剣より長いし平面の動きでかわすのは少し大変だろう。


…でも上が想定できないのが君の底。なんだろうね。




「なぁっ!」




そして、炎くん(笑)の背後に回り込んで、爪で喉を掻っ切ると見せかけて



目を抉る。もちろん片目だけだよ(ニコッ)




「女ぁっ!!!!」



炎くん(笑)はよっぽど痛かったのか、がむしゃらに反撃してくる。まあ、隙だらけの反撃だから逆に…っと


剣を握る手にナイフを刺し、さらに左手の手首を爪で掻っ切る。




「がぁっっっっ!!!!!!」



うるさいなぁ…たかが肉を抉ったくらいじゃん……



「女ぁっっ!くっ、許さねぇっ。ぜってー殺す。」



それを見た取り巻きのクズたちも



「そうだぞぉっ!!!卑怯だろぉがっっっっ!」



んー、このまま殺してもいいけどせっかくだから、罪を吐いてもらおうかな?



「へぇ、君たちがそれを言うのかなぁ?卑怯な手で甘あい蜜を吸って育った害虫くせにねぇ」



「なっ、どこで…」



鎌掛け成功〜!


そんなことだと思ったんだよねぇ…


どうせ、いちゃもんつけて鑑定士ちゃんの有り金巻き上げちゃおうみたいなのか、もっと悪どいか…



「リ、リーダーバレてるなら勝たないとやばいぜっっ!!!攻略組の連中の物資を粗悪品にして中抜きにしてることがバレたら殺されちまうっ!」



おや?予想よりおもしろそうな事態だねぇ…



「そうなんだぁ。私は他のことを言ってたのに、、」



「なっ!女ぁっ、騙したなぁっ!!!!」



いや、勝手に自爆しただけじゃん…

でも、他にも余罪は出てきそうだし、ちょっと遊ぶかなぁ。



「騙してなんてないよ、君たちがそれだけの罪を犯しているだけだよ。私は異端審問官だからね。君たちの罪を裁いて暴くのがお仕事なんだよ。」



異端審問官のことなんて知らないけどハッタリで、色々言ってみる。



「はぁっっ?異端審問官だぁ?そんなの事前情報にも選択職業にもなかったぞ!!!チートだろっっっ!」



このテンプレ言う人いるんだ…

そんなことを思いつつも炎くんの手を剣で磔にして、アキレス腱も切って…



「ぐふっ、もうやめっ…」



ここでこのまま苦しめつつ殺してもいいんだけど、余罪を吐かせずにPKしてもすっきりしないし…




拷問してみるかっ!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゆらの生態5

男女関係なく人を偏見で馬鹿にする人は嫌い。差別して虐める人はもっと嫌い。できればハンバーグにしたい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る