神に粘って「家」を貰うそして転移したら最初の嫁が付いてきた

川向こうのジェロ吉さん

第1話 やっぱり転移が1番

「わぁ、いらっしゃい。 それでは欲しい能力を上げます。魔法にしますか剣技にしますか?」


何言ってるんだこの人は? それより此処は何処なんだよ、 みんな何故並んでいるんだ?


「早くどちらにするの、時間が無いのよ残業はしないからね! 次の方魔法にしますかそれとも剣技?」


「オイオイ、此処は何処なんだよ? それとこの列は何なんだよ?」


「ちょっと待って、貴方少し黙りなさいね! こちらの方を決めたら聞きます」

「貴方じゃ無いよ、さだまさして名があるんだ!」


周りを見ると赤い門と黄色い門、俺の前の女の裏には青い門が有る。


「門をくぐると女神の加護で1ヶ月間は、バリアー張っとくから怪我も死亡も有りませんよ、その間にレベル上げて長生きしてね! それじゃ頑張って」


俺の横の男が、青い門の中に入ったと思ったら消えた?


「何だどうなっているんだよ???」


「ほら決まったのどちらにするの? さだまさしさん!」


「いや待ってくれよ、所であちらの門の行列は何なんだよ?」


「赤の門は生前悪いことをした人を、異世界で生まれ変わらせて更生させて生かすのよ。 

黄色い門は寿命を迎えた人の輪廻転生の門ね」


「なら青の門は?」


「此処は不幸な病気や事故で、天寿を真っ当出来なかった人の、再チャレンジする門よ。

正し悪い事をしたら赤の門行きね」


「なら俺は良い子で転移で異世界行きと、なら黄色の門に行って輪廻転生のが良いんだけど!」


「駄目よ、良い行いをしたなら違う世界で生きなさい、こちらの世界は定員オーバーなのよ!」


「そこをもう一度さ、日本で生き返らせてくれよ」


「はい次の方魔法にしますか? それとも剣技にします」


「おい無視するなよ、お前は女神だろう!」


「はい魔法ね、1ヶ月間は体にバリアー張ってあるからね、その間に強くなって生きて行ってね」


「おい女神さんよ、普通の生活は出来ないのかよ? 疲れたから俺はのんびりと生きて行きたいんだよ!」


「もーうるさいわよ、一つの能力を上げるから自分で考えなさいよ。

後残業はしないから決まらないなら魂の消滅よ!」

(嘘よそんな事したらお父様に怒られる)


「考えた事を能力としてくれるのか、よし少し時間をくれ」

俺は床に寝そべり考えた。


「次の方魔法にしますか? それとも剣技にしますか? 魔法ね!それでは後の青の門を潜って異世界に行って下さい。

1ヶ月間は体にバリアーを張ってあるので、その間に能力を上げて下さいね!

いってらっしゃい!」


☆☆☆☆☆


「さだまさし、何故あの人は突然現れて女神様に意見を述べられるの? だって異世界に能力を持って転移させて貰えるのよ!

こんな事は余程で無いと、経験できないのにね。それにさだまさして?」


『私の名前は風香、子供の頃から運動好きでインターハイの女子100mのチャンピオン。

そしてオリンピックの候補に成ったのに、急性の白血病で治療の甲斐もなく死んでしまったの!

そして聞き耳を立てていたら、異世界に能力を貰って転移出来るってなんて素敵よ!

なのそれなのに女神様の下で寝そべる、彼は何を考えているのよ』







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