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金城きんじょう 衛人えいと

観ていた。







ノートパソコンの

キーを叩く



部屋の中に

響いていた。







金城 衛人は見ているだけ。








金城 衛人の目の前で。




「見知らぬ男」の語る

『初めて知る物語』を。



ノートパソコンを使い。


文字に落とし込み。


文章と成し。



物語として

昇華

させていく。









ひたすらに『記録』する

金城 衛人の姿を



金城 衛人は見ていた。


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