1-22


 それは、必然的な寿命であった。

 どれだけほそぼそと後生大事に使い続けてきたと言っても、所詮は100年前の発電ユニットだ。

 替えのパーツどころか、メーカーの設計図もない。

 設計限界はとうの昔に超えており、金属疲労は許容出来ない域に達していた。

 だましだまし動かしてきたコア部品は、再生産出来ないが故に『使える』という前提で運用するしかなかった。

 使えなければ、それでおしまい。

 そうならない方に賭けて、賭けに負けたのだ。


「っ、緊急停止! まずい、蒸気が漏れたらサウナになるぞ!」


 機関室に破断音が轟き、そして悲鳴のような甲高い嬌声が叫び上がる。

 場違いな声に機関員は戸惑い、そして青ざめた。

 ユニット内部を飛び回ったブレードは再生不可能な工業製品を破壊し尽くし、あらゆる芸術品を超えた精密さを誇る箱の中身をスクラップに失墜させる。

 猛烈な回転エネルギーを内包したタービンは、僅かな破断を許容するほどに甘い設計ではなかった。

 重心の狂ったタービンシャフトはユニット内部を跳ね回り、炸裂し、ズタズタに引き裂いてしまったのだ。

 そんな破壊の後に訪れたのは、電力の喪失という無情な現実。

 補助電力装置によって即座に墜落することはなかったものの、秋津洲を浮かび上がらせる為の動力源は喪失してしまったのである。

 幸いというべきか、100年前、科学技術最盛期に作られた核融合炉ユニットはチャチな作りではなかった。内部の蒸気はユニット内に留まり、作業員に負傷者はでなかった。

 だが、事態は秋津洲の乗員にとって芳しくはない。

 落ちるような速度で着水した秋津洲。飛蒼はすぐに修復を命じたが、修理不可能という報告が昇ってくるのもまた早かった。


「まあ、無理だろうな」


 飛行隊待機室にて、武蔵は椅子の背もたれに寄りかかりながら他人事のように呟く。


「船の機関って、非常時に備えて複数積むもんやって聞いてたんですけどね……」


「普通はそうだな。21世紀の輸送飛空艇だって、普通は複数の核融合路を積んでた。秋津洲は例外だ」


 何せ、元は学校の予算で改修された貧乏空部の部室船である。

 長期航海なんて想定されていないので、その辺はかなりケチられていた。

 その辺の事情は、飛蒼司令官より生き字引である武蔵の方が詳しい。


「武蔵空尉、直せないと思いますか?」


「コアの破損だろ……でしょう?」


 アリアに訊ねられ素で返してしまい、慌てて口調を改める武蔵。


「どうして核融合炉がユニット化されているかって話です。現地で修理なんて到底出来ないから、ユニットごと交換して工場でじっくり直す為です。バラけたエンジンの修復なんて無理無理です」


「そこをなんとか」


 酷すぎる無茶振りであった。


「無茶を言わないで下さい。高硬度セラミックブレードの修復や製造は、この船の設備じゃ不可能です」


「何かで代用するとかは?」


 ふむ、と武蔵は考える。


「破損したのは蒸気タービンと聞いています」


「核融合炉では?」


「核エネルギーをいきなり電力に出来るわけではありません。核融合炉が蒸気を作り、蒸気が蒸気タービンで回転エネルギーに変換され、回転エネルギーを発電機が電力に作り変えます」


「存外面倒くさいことやってまんな。一気に電力に出来たらええのに」


「不可能じゃない、実際宇宙船ではそういう仕組みだ。けど船はそこまでする必要がない」


 熱を直接電力に変換するゼーベック効果を利用した発電方法。

 これは宇宙では補給の難しい水を必要としないという利点があるが、変換効率が悪いのだ。


「とにかく、壊れたのは変換装置の1つでしかない蒸気タービン部分です。これを修理出来たなら多少はなんとかなるかもしれません」


 様々な装置がほとんど一体化している航空機と違い、船舶用の発電機は離されて配置されている。それは武蔵も過去の経験から知っていた。

 直接確認していないが、他の装置は無事であるはずなのだ。

 とはいえ、蒸気タービンの修理は難儀だ。

 船舶一隻を浮かび上がらせるほどの電力を担保するタービンにかかるエネルギーは、人という小さな生き物の想像を遥かに超えるほど強力。

 下手な修理をしては、再び破損するのが目に見えている。


「まあ、やれるだけやってみますか」


 武蔵は立ち上がった。

 慌てたのはアリアだ。


「ま、待つのです! 言っておいてなんですが、待機命令が出ているのですよ!?」


「飛行長には下痢っててトイレでフルスロットルしてたって言っといて下さい。機関室から待機室まで、連絡があれば1分で行けます。搭乗を後回しにすればなんとかなります」


「あっ、こら! まずいですよ! 軍隊ってものを判ってるんですか!」


「もし機関修復が成功しても、命令違反で厳罰が下るって言うんだろ。判ってる、だからせめて俺の下痢発言を信じたことにしてくれ。それ以上に庇ってくれる必要はないし、罰せられるなら口八丁で逃げ切る」


 小声で頼み込む武蔵。


「いやそこは普通に罰せられて下さい……」


 堂々と命令違反を誤魔化す発言をする武蔵に、アリアは閉口するばかりであった。







 艦隊の意思決定とは、艦隊を指揮する司令官1人に託されるものではない。

 司令官職はあくまで艦隊の最高責任者。その部下にも発言権はあり、艦隊全体の方針会議ともなれば艦隊の全艦長が旗艦に集結することすらある。

 かつては内火艇で行き来していた為に時間のかかった会議も、ヘリコプターの登場で迅速な行き来が可能となり、通信技術の成熟に伴いテレビ会議という形式にまで簡略化された。

 だがそれも、21世紀の技術あってこそ。時間のない非常時の当艦隊は、平文による通信を介しての会議と相成ることとなった。

 艦隊は汎用艦である秋津洲を旗艦とし、配下の輸送船が2隻。

 一番ナリの小さな秋津洲に、艦隊を指揮する司令官の飛蒼が乗り込んでいる。

 刻一刻と迫ってくるUNACTの気配を感じながらの通信会議。あまり時間はかけていられず、話は10分で打ち切られた。

 地球を4分の1周るという作戦の上は10分など僅かな時間だが、UNACTが迫る現状においては誰もがやきもきさせられるタイムリミットであった。。

 飛蒼海将補は通信室から艦橋へと戻り、自らの声で艦内放送を告げる。


『本艦隊は、先遣任務を中止し撤退する。通常航海にて沖ノ鳥島を目指す、UNACTとの戦闘は不可避と覚悟しておけ。殺すぞ』


 会議で流血沙汰を起こしてきたのではないかと危惧するほど剣呑とした声色の艦内放送に、アリアは知らず身震いした。

 空を飛べない以上、逃げ切れない。

 逃げ切れないなら、戦うしかない。

 とてもシンプルな結論。アリアはそれを理不尽だと思った。


『なお、当艦の指揮は引き続き私が行うこととする。死ね』


「いや、なんで司令官が残るんや……」


「そういう人なのです、あの提督は」


「血の気の多さは自衛隊屈指ですわ、ほんま」


 アリアと扶桑野を始め、待機室の面々は深々とため息を吐いた。

 秋津洲を捨てて船員全員が輸送船に移る時間はない。だが、飛蒼1人くらいなら撤退作業と平行して移乗出来る。

 軍人としては司令官を務められる人間は希少だ。汚名を背負ってでも生き残らねばならない。

 だが、そんな道理を右から左に聞き流すのが飛蒼という男だ。


「他の船で牽引するとか出来ないのでしょうか」


 ふと思い付いたアリアが呟く。

 そんなことは艦長会議においても提案されており、即座に飛行隊の1人が否定した。


「仮に出来たとして、秋津洲の船体は最高19ノットで航行する前提で設計されています。35ノットで移動するUNACTからは逃げ切れません」


 そもそもが牽引など出来ない。

 空中と海上では前提が違う。空気抵抗しかない空を200キロで飛ぶのと、水や波の抵抗がある海上を時速40キロで航行するのでは求められる推力の質が違う。

 自動車が他の自動車を5速発進で牽引するようなものだ。まず動かない。

 艦隊は工作艦がなければ上陸しても意義が薄いと判断、可及的速やかに撤退することを決断。

 しかし接近中のUNACTは3体。秋津洲の曳航も困難。

 輸送船2隻は飛行したまま逃げ切れるが、秋津洲はそうではない。

 この船に関しては運命を天運に任せるという、責任放棄の通達であった。


「自力で沖ノ鳥島まで戻れってか」


「追跡されて沖ノ鳥島まで連れてこられたら面倒だから、いっそ華々しく散れっちゅうことかもしれませんな」


「もしかしてUNACTじゃなくて、俺達とは別の勢力の艦隊とかって可能性はないか?」


 地球上にはほそぼそと生きながらえる他勢力がないわけではないのだ。


「UNACTって所属不明航海物体群の略だぞ。レーダーに写った段階なら、別に他勢力の艦隊でもUNACTには違いない」


「微妙に質問の意図がずれている件」


 UFOは未確認飛行物体の略だから敵国の領空侵犯してきた航空機も含む、みたいな話であった。


「まあ、ちゃうでしょう。少なくともわいはそんな事例聞いたことありまへん」


「だろうな」


 やんややんやと議論を交わす飛行隊の面々。

 その時、待機室の扉が弾けるように開いた。


「何を悠長に雑談しているのだ。貴様等、準備は完了しているのか?」


 この場の最高階級である、石川飛行長であった。

 飛行隊の空中勤務者達は、飛び上がるように起立して敬礼した。

 別にビビったわけではないが、そういうリアクションをしておくものなのである。


「ーーー大和はどこだ?」


 石川は、武蔵の不在に気付き訝しむ。

 アリアは若干の汗をかきつつ、答えた。


「大和空尉は、腹痛を訴え出ていきました!」


「…………。」


 凄まじい渋面となる石川であった。

 軍隊における『待機』は、体調管理も含めての任務である。

 あ、これ誤魔化せても厳罰だわ。

 アリアは武蔵の未来について正しく予知してみせた。







 分速数十万回転に達する蒸気タービンの修理。

 そのブレード外周の速度は軽く音速を超え、羽一枚にかかる遠心力は20000ジュールを超える。

 およそ内骨格生物の限界を超えたエネルギーを内包した狂気のユニット。緻密な理論と計算の繰り返しで拘束された怪物を、だが今この現場においては経験と勘で屈服させねばならない。

 ハカセの元で働いていた武蔵は、それがかろうじて不可能ではないとなんとなくだが理解していた。


「蒸気の温度を下げる為に外気ダクトと合流させろ! どうせ100パーセントの出力は耐えられん!」


「そんな無茶苦茶な……!」


「そこの壁の裏に、昔のディーゼル機関だった時の名残で死んだダクトが残ってる! 距離的には大したことないんださっさと終わらせろ!」


「え、何それ初めて知ったんですが」


 機関室に突撃した武蔵は、右往左往する機関員達を勝手に掌握して指示を出していた。

 ほとんど入ったことのないはずの機関室、しかしその的確な秋津洲に対する知識は妙な説得力を以て機関員達を急かす。


「そこの手の空いてる奴、ステンのワイヤを一定の長さで切りまくれ! 正確に測って切れ!」


 破断したブレードを集め、容赦なく穴を開けていく武蔵。

 驚天動地な行為に、機関員達は困惑する。


「な、何やってるんですか!?」


「溶接してもどこかでクラックが生じるのがオチだ、ここは別の方法で繋いで応急処置とする!」


 ステンレス鋼の針金を工事現場の番線のように使い、ブレードを主軸と再び繋ぎ合わせる。

 見るからに雑。見るからに適当な修理。

 どう考えても想定外の、完全にマニュアル外の直し方であった。


「こんな修理で、本当に直るんですか……?」


「ワイヤの引っ張り強度は馬鹿にならん。むしろ問題は熱による劣化と重心のズレだ」


 他方、裂けたコア外装を溶接で直す面々を見つつ武蔵は答える。

 タービンブレードは、自然界にはあり得ないような完全な同一個体に等しい量産品だ。

 その精度は警察の鑑識課が調査したところで、個々の区別が付かないほどに等しい究極のレプリカと言っていい。

 それを針金で繋ぐのだ。僅か数グラム、しかし高精度な工業品にとっては許容しかねる狂い。

 せめてそれを誤魔化す為に、武蔵は無事だったブレードにも穴を開けていく。


「え、ちょっと何を!?」


「破断したブレードとは逆のブレードにも、同じウェイトを付けてバランスを取る。完全に粉砕したブレードの対面のブレードは外しちまえ!」


「ええーっ……」


 機関員、ドン引きである。

 なんだこの人は。そう思いつつも、自分では禄な案も思い浮かばないので指示のままに修理するしかない。


「本当ならきっちり測って研磨して、髪の毛一本分の誤差も許さず復元しなきゃいけない。だがそんな時間はない、目測の足し算引き算で済ませる」


 そうして再びフライケンシュタインのように形を取り戻したタービンユニット。

 武蔵が到着してから僅か30分のスピード作業。誰もが心を1つにした。


「「「不安だ」」」


 どう考えてもまともに動きそうにない鉄塊は、それでもとにかく始動を試みる運びとなった。


「―――はい、応急処置といいますか、やれることは最大限やりました。多分駄目ですが、試験動作させてみます」


 艦橋の副長に伝える機関主任も、どこか歯切れが悪い。

 一度は修理不可と報告したのだ、これで動いたらそれはそれで面目が潰れてしまう。だがそれはまあ問題ではない。

 命をかけているのだ、動くに越したことはない。それくらいは、主任は理解している。

 だが、そういうプライドとか損得勘定とか以前に、やはりまともに動く気がしないのだ。

 それでも試運転を行うのは、どうせこれで損傷が致命傷になろうがなるまいが、秋津洲が沖ノ鳥島に戻れなければ結果は艦艇の損失という最悪の結論に至るからである。

 艦橋より戻ってきた試験運転の許可に、主任は頷いて周知する。

 武蔵はバチンと両頬を叩き、気合を入れ直した。


「よし、5000回転まで落として起動する! 内圧のレスポンスが変わってるから注意しろ!」


 指示されるがままに、核融合炉が再起動する。

 本来効率を考えて高温のままに送風される蒸気は、外気と混入して低温化されタービンに吹き込む。

 だが低温と言っても600度を超える熱風。どれだけ応急処置のタービンが耐えられるかははなはだ疑問。

 それでも、最新工学の風車はその軸をゆっくりと回し始めた。

 普段よりも緩慢に、熱に浮かされたように圧力を高めていく蒸気。

 操作手は、その普段とは異なる挙動に戸惑いつつも炉心の出力を上げていく。

 ―――振動は、必然のように発生した。

 本来は高速回転しつつも冷蔵庫より揺れない、神か鬼のような精度で作られたタービン。

 それが、猛然と震い出したのだ。

 機関員達は恐怖する。それは、どう見ても異常の前触れ以外の何物でもない。

 だが、それでもタービンの回転数はきっちり5000まで到達してみせた。


「う、うまくいったのか……?」


「この感じだと1時間ってところかな」


 さらりと余名宣告する武蔵に、機関員達はぎょっと目を剥く。


「当然だろ、むしろこの程度の振動で収まってるのが奇跡だ。ほら艦橋に報告、1時間だけ限定的に飛べますって」


 なんの根拠もない数字であったが、それでも主任は目の前の若く怪しい空中勤務者の言葉をそのまま伝えることにした。

 どうせ再び壊れたところで、先程のようにコンデンサ内の余剰電力で緊急着水は出来るのだ。

 少しでもUNACTから距離を稼げるのなら、儲けものである。







「司令官、発電機が復旧しました! 出力は落ちていますが、1時間なら動かせるそうです!」


「緊急浮上。匍匐飛行で距離を稼ぐぞ。やれ」


 僅か1時間の猶予。それすらも、なんの根拠もない機関員の勘。

 だが一度は修理不可と考えられた炉心が再び目覚めたことを、飛蒼は素直に評価した。


「優秀だな。この船の機関員は重宝してやろう」


 それは、彼等の業務が更に苛烈となる宣告であった。

 この男は可愛い部下ほど愛して殺してしまうタイプの社長なのである。

 そして45分後、蒸気タービンは盛大に異音をがなり鳴らしながら絶命した。


「1時間も保たなかったか、まあいい」


 飛蒼はちらりと時計を見やり、鼻を鳴らす。

 先の故障と同じように、電力供給の絶たれた浮遊機関はコンデンサからの供給でゆっくりと着水する。


「45分でどれだけ飛べた?」


「59海里です。もっとも近いUNACTαアルファは26海里移動したので、33海里引き離しました」


 レーダー員が答える。

 距離を稼いだので画面上にUNACTはギリギリ映っていないが、水上航行となれば秋津洲の鈍足では遅かれ早かれ追いつかれる。彼等はすぐに元気な姿を見せてくれるはずなのだ。


「接触予想時間は?」


「単純計算で20時間後です。船とUNACTの距離が0になる時間、という意味ですが」


 実際はもっと手前の時点から交戦は可能だ。なんなら、現状でも駆逐雷撃機を攻撃に出すことは出来る。

 とはいえ現地での攻撃にも時間を要する。マラソンのように行ってパイロンでターンして戻ってくるわけではないのだ。

 更に、20時間という猶予が飛蒼に攻撃命令を躊躇わせていた。


「基地航空隊の支援の傘に入れるか?」


「ギリギリ入れません。逆にいえば、多少なり時間稼ぎ出来れば沖ノ鳥島に支援を要請出来ます」


「―――現状は様子見だ。待機命令を解除しろ」


 飛蒼は一時、警戒を緩めることにした。

 常に気を張り続けることなど出来ない。ここで休んでおかねば、20時間後に後悔するのは目に見えている。


「もしかしたら、UNACTが気まぐれに進路を変えるかもしれない。あるいは逆に、秋津洲のディーゼルが耐えきれず最大戦速を維持出来なくなるかもしれない。今の段階では判断出来ん」


 未だに行動ルーチンが読みきれないUNACTだ。行動を起こすにしても、現段階では時期尚早に他ならない。

 今彼等に出来ることは、明日に備えて休息を取ることだけであった。




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