第11話 12ヶ月点検直後の、リトルカブの様子
無事に12ヶ月点検から帰ってきたリトルカブを、少し乗り回した。なんだかんだ言いながらも、リトルカブにハマっている自分がちょっと怖い。
一番最初に感じたエンジンの出足の良さは、慣れてくるに従って特に感じなくなった一方、点検前に比べるとアイドリングがやたら静かになったというか、下手をしたらそのままエンジンが止まってしまいそうなぐらいの穏やかさになった。これは大丈夫なのだろうか、少し様子見とする。
近所のダム周りを軽く走ってみたところ、トップスピードは変わらずといった感じ。元々それほど調子も悪くなかったせいか、大きな変化は感じられなかった。
ちょうどいい機会?だったので、直近の走行距離と給油量から点検前の燃費を計ってみた。だいたいリッター当たり50kmといった感じ。カタログスペック上、30km/h定地走行燃費はリッター当たり125kmとのことだったが、カタログ通りの走り方を全くしていないため、実燃費はまあこんなものだろう。
それにしても、つくづく思うのだがリトルカブはノーマルのマフラーでも、そこそこ良い音で走ってくれる。「Cub(猛獣の子供)」という名前だけあってか、アクセルを開けるとそこそこ良い感じに吠えてくれるように感じるのは、僕の気のせいだろうか。
本来はスピードを出して走るようなバイクではないはずなのだが、ついつい「頑張って」走ってしまう自分に気がつき、少し走りのペースを落としてみた。すると今度はトコトコといった感じの、穏やかそうな音でまったりと走ってくれる。こういうところもリトルカブの美点なのかも知れない。
ここからフロントキャリアやUSBポート、スマホホルダーなどを増設してみたいところなのだが、まだ相続手続きが完了していないため、これらはしばらくの間お預けとなる。父が使用していた頃から下手にいじって、バイクの価値が変わってしまうと色々と面倒だからだ。
それにしても、父がお世話になっていたバイク屋のおっちゃんはリトルカブをして「不人気車」「二束三文」などと言っていたが、インターネット上でもリトルカブの愛好家は結構いるみたいだし、G○○バイクなどで検索してみると同程度のリトルカブの売値は結構良い値がついているように見受けられる。
専門家に聞いてからでないと動けない部分ではあるが、相続税の算出根拠となる査定額がいくらになるのか、ちょっとだけ怖くなってきた。
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