生きる
ゲームがなきゃ生きていけない
1話を生きる
生きるってなんだろう……そんな疑問を抱えたことがない人はほぼいないだろう……誰もが疑問をもつ生きるということ。定義は人によって違うだろう。検索エンジンで調べてみると人間・動物などが、生命があり活動できる状態、、、とあるが、もし、死んでいるものが活動しているのが日常になったとすると、定義は変わらないのだろうか━━━━━━━━━━
そんな妄想をしている俺は、名前を紹介するのは恥ずかしいから、ジェーン・ドゥ(ドイツ語で名無しの権兵衛を意味する)とでも呼んで欲しい。
実は今非常に困っている。それは何故かというと、話は数日前いや、数週間前だったろうか?に遡る……
空から「ナニカ」が落ちてきた。「ナニカ」というのは、「ナニカ」という名前ではなく何とも表せないからナニカと今呼んでいるに過ぎない。とにかく正体不明のものが空から落ちてきた。ただ、明らかに人類の歴史上には存在しないだろうということだけは分かる……そんな物体だった。そして、その物体が落ちてきたことにより、桃色の霧が漂うになった。それを吸い込んでしまっては最後、人類は脳が停止し、死亡してしまうのだ、、、ただ、不思議なことにその死亡した体は活動をしている……らしいのだ。らしい……というのは実際にその現場を見たことがあるとは言えないからだ(テレビの情報なんて信じられない!)。
そんな俺は今、病室のベッドに横たわっている、というのも昨日からやけに体調が悪かったからだ。最初は目眩がする程度だったのだが、、、時間が経つにつれて目眩は増し、激しい頭痛や腹痛が出始めた。おまけに体がとにかくだるかった。そんな訳で病院に行ったが、原因が分からないらしい、ということで病室で過ごしているのだ。とにかく、暇で暇で仕方がない……とりあえずテレビでも見てみよう。ん?なんだかやけにテレビが大きく見える……?気のせいだろうか、まあいい、ニュースでも見よう、、、、、
そして、俺の意識は途切れて━━━━━━━━
目が覚めた。ここはどこだろう……知らない内に知らない街にきてしまっていたみたいだ。とりあえず住人ここはどこか聞いてみよう。目があった(ように見えた)人に話しかけてみる。
「すみません」
『アア゙?』
「ここはどこか教えてもらえませんか?」
『……』
なんで黙っているんだろう。
「あの……」
『……』
返答がない。他の人に聞いてみるとしようか。
「あの……」
以下略、違う人に聞いても変な呻き声を発するだけで返答は返ってこなかった。
そして、今に至る。
夢……なのか?いや違う、夢にしては物体がはっきり見え過ぎている。間違いなく現実だ、、、多分。
生きる ゲームがなきゃ生きていけない @orororororo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。生きるの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます