第32話「推敲こうした(比較)」
こんにちはタカナシです。
前回の記事でも言いましたが、@syu-inononn様からのご提案で、お互いに推敲してみることになりました。
対象作品は@syu-inononn様の短編。
『復活!クリムゾンドラゴン!!』ジャンル:現代ファンタジー
作者 @syu-inononn
https://kakuyomu.jp/works/16817139557816779256
詳しくは実際に読んでいただきたいですが、とりあえず、あらすじ。
17歳の女の子がスーパーロボットに乗って
街を壊す怪物をぶっ飛ばすお話です(かなり語弊あり)
簡潔すぎるので、もう少し付け足すと、
ある日突然街が怪物によって襲われているという非日常に遭遇した主人公、メルフィーアは過去の記憶から武器になりそうな剣を求め、怪物行き交う中、目的地まで疾走する。道中、怪物に囲まれ絶対絶命の危機に同級生のカミトがなぜか怪物に抗う力を見せ、道を切り開く。
そして、メルフィーアが剣を手にすると、それはスーパーロボットになって……。
って感じですかね。
この作品を私と作者である@syu-inononn様で推敲してみました。その結果を公表しようかと思います。
※誤字脱字等の指摘も行いましたが、ここで取り上げる点であるか微妙な為、割愛いたしますね。
ではまず、@syu-inononn様の推敲からどうぞ。
前提条件
まず推敲するに当たって
クリムゾンドラゴンを長編化して書くに当たって
今書いて公開している部分をどうするか?
文字数
現在の一万文字足らずを一万二千から一万五千くらいにしたい(希望なのでそこまで考えない)。
手を加えるところ
1、まず登場しているメルフィーアとカミトのキャラの描写を少し深堀する。
2、もう少し早い段階でクリムゾンブレイドを出して戦闘シーンをもう少し長くとる
3、ボスを倒した後小物を片付けるシーンとメルフィーアが小さい子ども時の夢を見るシーンを追加。
4、カミトくんの病室の描写から回想シーンで助けられるシーンを入れる(シーンの入れ替え)
5、一部の効果音がイマイチなのでそこをうまい感じに変更する
つづいて私の推敲ですが、結構長いのでご覚悟をw
1話目
1ダースの小鬼に追い詰められるシーンは場所が分からないので、明記した方が緊張感が出るかと思います。
主人公が、小鬼を見た時、同級生が閃光を放って切り裂いた時、コックピットに乗ったときなど、異常な事態に遭遇した際の感情がないので、その後にどうしたいか不明で感情移入しづらいです。
私が仮面ライダー好きな特撮脳というのもあるのですが、ロボットが卵から生れたシーンは、見せ場の1つなので、もっと細かな描写でロボットの格好良さを見せつけて欲しいです。
2話目
巨大な化け物として出てきているのが石の化け物ですが、すぐに倒し、その後、すぐに別のボスみたいな化け物がいるのが分かりづらくなっています。索敵しているので、そこで、全体の状況、ボスっぽい敵まで描写しても良いかと思います。そのうえで、おじさま救出でいいかと。
おじさまが軍の偉い人らしいので、そこだけ救出は他の軍の方が混乱されるのは主人公でも分かると思うので、石の巨人を倒す為に、軍に引くよう、どうにかできないかの方が自然かと思います。
長編にするなら、軍の奮闘、撤退を入れてもいいかもしれません。
アラトのガタイが良いって描写のところで、次兄だからという説明が入りますが、次兄=ガタイが良い を知っている人がどれだけいるのか疑問なので、誰にでも分かるよう、生まれつきガタイが良いだけの描写だけでいいかと。知識力の共有が読む方々と自分でどれだけ差異があるかなので、難しいところですが(;'∀')
あと、アラト視点で話しが進む前に区切りのマークなどを入れた方が読みやすいです。
3話目
カミトとメルフィーアとさえずりさんが誰が話しているのか分かりづらいです。
あと、さえずりさんがフクロウというのはずっと隠されていたので、人が居ないなどの描写も分かりづらくなっています。
せめて、メルフィーアが入って来てすぐに、「なんだ、フクロウのぬいぐるみを抱いて寝る趣味なのか? いや、趣味は人それぞれ、わたしは受け入れるぞ」くらいあると、フクロウのような何かが要ることは分かるので。
全体
全体的に過去形で終えることが続いているので、緩急がつきづらく、同じことをしているように見えてしまいます。
戦闘シーンが少ない。せっかくのロボットバトルなので、窮地から派手に倒して欲しいですし、カミトの戦闘もさらっとしているので、重点的に加筆してもいいかもしれません。
主人公のバックボーンが見えてこない。これは長編を考えていそうなので、あえて隠しているのでしょうが、戦う理由、戦える理由をもう少し明言してもいいかもしれません。
主人公の登場シーンが割と少ないように思えて、性格の深堀も出来ていないので、もう少し性格が分かる描写、戦闘を増やしてもいいかもしれないです。
推敲は人のだとかなりしっかりできますが自分でやるとどうしてもふわっとしますよね。
そして、どこまで踏み込んでいいのか不安にもなりますね(;'∀')
一応事前にこの推敲は見せてから記事にしておりますので、大丈夫なはず!!
お互いに推敲してみましたが、人によって視点ってかなり変わりそうですね。
何が正解か分からない中、ものを生み出していくのは大変ですね(;´∀`)
小説を完結まで書いてるだけで偉いっ!!
推敲ちゃんとできるように早めに書き終えて、推敲して長編挑みたいですね。
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