第27話「長編の書き方」
こんにちはタカナシです。
そういえば、カクヨムコンの長編部門への参加を鈍らす要因として10万文字も書けないっていうのがありますよね。
(前回のコメントで、ラストまで見えないとネタとして成立していないかもしれないからというご意見が複数ありまして)
確かに私も昔は10万文字も書くの無理だと思っておりました。
ついでに今も10万文字を1つの話題で書けって言われたら無理です!
参考になるか分からないのですが、こういう考えはどうでしょうか?
私の場合、主題となる話をまずは1つ。
ヒーローものだとすると、悪の組織を倒すことがそれにあたります。
で、最後どう倒すかと最初の戦う理由を考えます。
最後は、途中で仲間になったキャラと一緒に倒す。にしましょうか。
で、最初の理由は変身して戦えるのが自分だけだから。
で、この2つの要素にどれだけ文字数が必要か大まかに出します。
ラストは見せ場なので、1.5万文字くらいですかね。
最初はあまりグダグダしてもいけないから3000文字くらいかな。
これで1.8万文字。
残りの8.2万文字を使って、悪の組織崩壊までを肉付けしていく感じですね。
それには苦難を用意すればいいです。そして仲間という新キャラを出すことにより苦難のレベルもアップできます。
この時点で、最初の敵と仲間が必要なほど強い敵との戦いで2エピソード分ゲットですね。
途中で絶対仲間が必要になるけど、最初の敵で出すならもはやバディものなので、却下。最初の敵との戦闘で1エピソード。
ここで主人公のキャラとかを見せたいから少し多めに5000文字くらいかな。
(あと、自分がどれくらいの文字数で1エピソード閉められるかも知っておくと計算しやすくなりますね。たぶんKACをこなした方は3000~5000くらいで出来る力が身についていると思います)
次に仲間が必要になるエピソードだと、前後編で考える方が簡単そう。
強敵との戦いで負ける3000文字 仲間が現れ勝つ4000文字くらい。
これで1.2万文字、合わせて3万文字ですね。
これが絶対必要な話だとして、あと7万文字。
たぶん、書けそうにないと思っている方はこの残り7万がネックなんですよね。
私もぶっちゃけ、3万文字で終わりでいいじゃんって思いますw
ですが、この1つの話で3万書けるなら、あと2つ用意すればいいじゃん!! という発想でいつも書いています。
さて、ヒーローものといえば、強くなる話ってほしいですよね。修行したり強化アイテム手に入れたり。じゃあ、それを単体で書こうと思うとまた3万文字くらい必要になりますよね。
う~んと他には、葛藤するヒーローが好きなら、葛藤するヒーローで話しを書きましょう! そうしたらもう3万文字。
そのヒーローが全部同じ名前、同じキャラなら?
はい、これで9万文字ですよね。1万文字は誤差の範囲。どうしても足りなければ、日常シーンの小話を入れればOKかな。
その小話が難しいんだよ! という方が居れば、もう1作考えるつもりでプラス3万文字いけば、余裕の12万文字の作品のできあがりです!!
こういう理論で書いているので、私の場合、その設定、キャラで3つ話が書けるかで最後まで行けそうかどうかの判断をしていますし、実は3つ分書ける設定・キャラなら4つでも5つでも話を考えられるんですよね。なので3つでGOサイン。足りなきゃ足す方式です。
あ~、ついでに、キャラの描写とか1回書いたら省略できるから3万文字行かないんじゃないかと思っているそこのあなた! 人間、3万文字くらい話が進むとどうせ軽く服装とか忘れてますから、再度軽く描写するくらいの方が丁寧だと私は考えているので、安定して3万行くはずです!!
ここまで書いてあれなんですが、参考になるんでしょうか、これ?
ま、まぁ、最初を書き出す一歩の勇気になればいいですかね。
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