前のエピソード――第4話「読み続けてもらうには？」

　こんにちはタカナシです。

　この前の記事の才能についてですが、分からない、教えてほしいという方に私から、こういうところが魅力的ですよとお伝えしたいので、この場にて少し話させていただきます。

　無月弟様

　甘い恋愛やたまにホラーを書かれる方ですが、ジャンルは置いておいて、短編がお上手だなと常々思っていました。

　全体的に匂わせつつ、最後に一気に畳みかけるように回収するのでカタルシスがあります。

　長編を書く際には短編連作を是非読んで見たいと思っていた方ですし、短編を肉付けするつもりで長編にしていけば絶対面白いって思っていたら……、KAC企画で書いた作品を長編にして受賞されましたので、なんか後付けっぽくなってしまいましたｗ

　桜庭ミオ様

　全体的に穏やかな作風でほのぼのとした作品を書かれる方ですね。

　風景描写が詩的で素晴らしいので、純文学的な作品とか合いそうです。ただ、カクヨムでは純文学は需要がなさそうなので、もしくは、異世界とか妖の世界とかを探訪して、その綺麗さを伝える物語とか見て見たいですね。

　私、風景描写って読むの苦手なのですが桜庭様の風景描写はスッと入ってくるんですよね！

　牧野麻也様

　創作実況エッセイを行いつつ、なんやかんやアクションを描くイメージのお方。

　キャラが等身大でリアリティがありつつ、また書く内容の分野についてしっかり調べてから書いておられ、作中の端々に醸されるリアリティが才能かと。

　すでに書籍化されているオレンジ１１様と同じようなタイプですが、オレンジ１１様は内に秘める熱量で、牧野様は外へ発散する熱量の違いが見受けられ、今連載されている『悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、絶対に。王子？　騎士？　宰相？　そんな権力だけの上っペラな男たちに娘は渡せません。』はヒットするべくしてヒットした作品のように思います。

　リアリティと外への熱量が両立できる、社会風刺的な作品はこれから何書いてもヒットしそうかなと。