アンケートに寄せて頂いたご意見をご紹介

貴重なプロ作家からのご意見を、x(旧Twitter)を通じて頂いていたのでこちらでまとめてみました。


びっくりするくらいの熱い応援です。


若手作家志望者へのエールですね。



我々が書くのは皿の上の料理であって皿ではないのです。皿を壊すのはちゃんと料理を味わって貰えるようになってから。


皿云々と文句言う前にまず料理ちゃんと作ろうよと。


皿が釣り合わない!ってぐらいのすごい料理出せば、皿ももっと良い皿にしても許されるかもしれない。


でもみんな初めは100均の皿に釣り合う料理作るのも大変なんです。結局作れない人も多い。


それなのに100均の皿はいやだ、って言っても、皿なしじゃどうやって食べてもらうのと。


まず皿があってくれるだけでありがたいんです。


作法と対決する前にやるべき事があると言うとこですね。作法なんてほんとたいしたもんじゃないんですから、普通に守ってしまった方がいいんです。そこにこだわるより書き手にはもっと研究すべきことがいっぱいあるでしょ、そこやろうよ、という意味です。


作法を破りました!斬新でしょ!っていっても読者にはそんなことほんとどうでもいいんです。そんなとこにこだわってるのか、と引くか、読みにくいなあ、と思われるだけでそれで加点してくれる読者は圧倒的に少ないんです。それがおそらく作法が作法ってことになった経緯なんです。


小説の書き方、楽しんでもらい方はほんとほぼ無限にある。それなのになぜもうほとんどの場合楽しんでもらえる結果にならないと多くの書き手が学んだ作法破りをがんばっちゃうのか。


やりたきゃやれば良いけど、損するのが目に見えてわかってることにこだわるのは勿体ないなと思います。


あと正直、そういう作法のとこ出来てない原稿って、残念ながら作法以外のとこも出来てないことが多い気がします。結局圧倒的に自分の原稿も他人の作品も読み慣れてないな経験値足りてないな、と思わされることも多い。それを補って私はフラットに読もうと思うんですがそれでも減点が多い。残念だけど。


作法って守るとそれだけで格好が整って格好良く見えるんですよね。読むときの安心感とか書き手への信頼度がそれだけでがつんと上がる。そしてそんな手間かかるわけでもない。守ったときの利益があまりにも多いんです。それを捨ててビハインドから小説の価値作るのはなかなか大変なんですよと。


まあ新しい血が入ることは何かとよいこと。その上で彼らに知らないことで損しないでその分我々旧世代より遠く高くへ到達してほしいと思ってます

米田淳一@YONEDEN


ありがとうございました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こちらはアンケートにご協力いただいた方からのご意見です。


!や?の後の空白、……、」のまえに。を入れない、などは基本中の基本です。

改行は感性です。島田荘司氏も行っていました。飛鳥弥生@CROSSBORN97


リプ欄見た感じweb小説の作法の話みたいですね。

何のために書いているのかにもよると思いますが、読まれたいなら作法は守った方が良いと思います。

持論ですが、マナーとは相手のためにあるもので、それすら考慮されていない作品を面白いと感じる確率は極めて低いように思います。くろひつじ  @kurohituzi_nove



ご意見ありがとうございました。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る