人間ドラマがよく書けている。高校生が書くからこそ、現実味がずっしり感じるのだろう。自身を衛星に、生徒たちを未来の惑星たちと比喩しているのが素晴らしかった。私達に必要なのは、いつだってセンス・オブ・ワンダーなことを、教えてくれるし思い出させてくれる、そんな作品である。